歯周病が肝臓に影響!?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック歯科衛生士の田口です。梅雨が明け、最近とても暑くなってきましたね。熱中症に十分気を付け、こまめな水分補給を取っていきましょう。

 

さて今回は、歯周病と肝臓の病気についてです。心血管系疾患や呼吸器系疾患、糖尿病、早産・低体重児出産など、さまざまな全身の病気に関係しているといわれる歯周病ですが、その歯周病が、肝臓の病気の進行にも影響している可能性があると報告されています。

 

飲酒によらない非アルコール性脂肪肝炎のかたは、歯周病になっていることが多いのでしょうか?歯周病菌のなかでも原性の高いポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)の陽性率(検査きおける陽性者の割合)を、「健常なかた」と「非アルコール性脂肪肝のかた」、「非アルコール性脂肪肝炎のかた」で調べてみました。
健常なかたのPg菌の陽性率は21.6%に対し、非アルコール性脂肪肝のかたのは46.6%になっています。また、非アルコール性脂肪肝炎の陽性率も51.9%と高い数値を示しています。

 

Pg菌は、多くの歯周病菌と同じように、細胞壁の外側にLPS(リポポリサッカライド、リポ多糖)という非常に毒性が強い物質をもっています。ふつうは歯周病菌に身体のなかには入ってきません。しかし、歯周病になっている歯があると、歯みがきをしたときに歯ぐきのバリアが壊れて血中に菌が入っていきます。実際歯周病のかたが歯みがきをしたあとにその血液を採取して培養すると、歯周病菌が見つかります(ふつう血液内は無菌です)。
歯周病菌が血液中に入ってくると、炎症を起こしたり、動脈硬化を進めたり、糖尿病を悪化させたりいろいろな悪さをします。なかでも肝臓は血液の流れが非常にゆっくりなので、菌が定着しやすい場所です。肝臓には、脂肪やエネルギーを一時的に貯蔵し、必要に応じてからだ各所に送る働きがあります。 Pg菌が肝臓に行くと、毒素であるLPSの存在を関知した肝臓は、敵に襲われたと認識し脂肪やエネルギを全身に送る働きをやめてしまいます。肝臓から全身に毒物をばらまかないようにするためです。体内の免疫により菌やLPSが駆除されるまでは、肝臓は送る働きを抑えます。すると、外に送れないままなので余計に脂肪が肝臓に溜まります。溜まった脂肪が肝炎につながる理由はまだ解明されていませんが、「脂肪毒性」という、脂肪酸が増加し炎症を起こす作用が生じていると想定されています。

 

飲酒を原因としない脂肪肝、脂肪肝炎を予防するために1つは運動することです。肝臓はエネルギーの一時的な貯蔵庫です。エネルギーの消費量が増えれば、肝臓に脂肪が溜まるのを防げます。
2つ目は食生活を改善することです。消費する以上のエネルギーを摂取してしまうのが脂肪肝の原因です。食べ過ぎないのが大事です。早食いは満腹感が得られにくく、食べ過ぎにつながります。むし歯や歯周病などでよく噛むことが難しいのなら、すみやかに治療を受けましょう。果物の糖である「果糖」はそのまま溜まります。また、満腹感を生じさせないためいくらでも摂れてしまいます。健康にいいからと、食べ過ぎはよくありません(ソフトドリンクに含まれる「果糖ぶどう糖液糖」も果糖の一種です)。
3つ目は睡眠時無呼吸を治療することです。睡眠中に酸欠状態になるとレプチンというホルモンが出てきて、やすくなるといわれています。
最後に歯周病の治療をすることです。治療すると、肝機能の数値が目に見えて改善する(ALTの数値が低下する)かたもいます。軽度の脂肪肝炎ならば回復する可能性がありますので、歯周病のかたはぜひ歯科で治療を受けましょう。ただし、治療して良くなっても、その状態が続かないといけません。症状改善後も歯医者さんに通い続けることが大切です。

 

また、皆さんに定期検診をおすすめしています。今は大丈夫と思っていているかたも油断は禁物です。お口の健康、さらに身体の健康を守るためにもメインテナンスにいらしてください。お待ちしております。

お口の中の悪い奴ら

皆さんこんにちわ!中里デンタルクリニック歯科衛生士の松田です。最近梅雨も開けたのか暑いひ日が続いていますね。。。熱中症にならないように気をつけましょう!
コロナもだんだんと落ち着いてきたのか、ちょっとまだ不安なところはありますが、コロナ予防も徹底しましょう!

さて、今回はお口の中の細菌についてお話したいと思います。私達のお口の中には1000種類以上の金が棲んでいます。きれいに歯磨きしても100奥個以上が棲み、雑だとなんと1兆個も?!切っても着れない細菌との縁。上手に付き合う作戦が必要になってきます!

▼ミュータンス菌のたちの悪い一味が脳出血を引き起こす。
コラーゲンは、アミノ酸が多数結合したタンパク質の一種。皮膚や血管、筋肉、内蔵、関節などで細菌をつなぎ合わせる大切な働きをしています。実はお口の中の細菌に、このコラーゲンにくっつく悪い奴らがいるのです。
お口の中の細菌は血液に入り込んで体内をめぐります。悪玉細菌の巣窟である歯周ポケットが深くなると、炎症の起きた歯茎からさまざまな細菌が血流に入り込みます。また、虫歯が進行すると、歯の根で増えた細菌がさかんに血液中に入り込みます。
こうしてまんまと血流に乗ったコラーゲン結合性ミュータンス菌は、血管の壁にたくさんあるコラーゲンにくっつき、血小板(出血したときに地を固める成分】の働きを妨げて脳出血を起こしやすくします。
そのうえ、血管にくっつき増殖して大きな塊になると、血管をつまらせます。同様に、心臓を取り巻く動脈に詰まれば心筋梗塞2、脳の血管につまれば脳梗塞を起こします。心臓弁膜などに付着して塊となった場合には、感染性の心内膜炎を起こしてしまいます。

<コラーゲン結合性ミュータンス菌とは?>
ミュータンス菌のなかでもとくにたちの悪いやつら。お口に棲むミュータンス菌の約1〜2割がこの一味。
普段は平凡な性格で、血管のコラーゲンにピッタリとくっつきます。ねばねば物体の多糖体を作ってくっつきあい。仲間を増やします。

▼脳梗塞の患者さんの感染率が高い!
これを裏付けるのが、脳出血と脳梗塞の患者さんを調べると、コラーゲン結合性ミュータンス菌の感染率が健常者に比べて高いという研究結果です。明らかにしたのは。国立循環器病研究センターと共同研究をした、大阪大学歯学部の仲野和彦先生の研究チームです。
また、国立循環器病研究センター、大阪大学歯学部、慶応大学医学部の共同研究では。コラーゲン結合性ミュータンス菌が微小脳出血を起こすことも発表しています。
この研究は、私達の命を狙う極悪細菌として、ミュータンス菌が世界中から注目されるきっかけになりました。

仲野先生の研究チームは、さらにこんな論文も出しています。脳の動脈を出血しやすくしたマウスにコラーゲン結合性ミュータンス菌を注射した場合にはいちじるしい出血が起きましたが、同様のマウスにコラーゲン結合性ミュータンス菌なしの注射をすると、なんと脳出血をおこさなかったそうです。

▼歯科の定期検診で脳出血、脳梗塞予防!
ミュータンス菌はあ、血流にのて体内に入ると、前掲したさまざまな病気を引き起こします。さらには、腸炎の悪化にも関わることが挙げられています。お口の中の悪いやつらを血液中に入り込ませないためには、歯周病の治療をし、体への流入口となる歯茎の炎症を作らないことです。歯とからだを守るために、歯科への定期検診受信をお忘れなく!

このように、歯を残すだけではなく、現在ではからだ全身にもつながっているため、しっかり歯を磨いてただいて歯周病にならないようにしていきましょう。
また。定期検診も定期的に受信するようにすると、歯の残存にも繋がりますし、体全部の健康を守るとこに繋がりますので、ぜひ定期検診は受けていきましょう。

歯石とりで「しみる人」と「しみない人」

こんにちは!中里デンタルクリニック.アシスタントの荒谷です。6月だというのに、気温が低い日が続いており、体調管理が本当に難しいですよね。当院の患者様にも、当日に「体調が良くなくて…」と、残念ながらキャンセルされる方もいらっしゃいます。ぜひ、早く回復されて、またお口の健康を守っていきましょう!

さて、今回はみんな大好き(?)歯石とりについて。そもそも歯石とは、細菌の塊であるプラーク(歯垢)に、唾液に含まれるリンやカルシウムがくっついて石灰化したものです。歯ブラシが当たりにくく、唾液が多く流れるところに沈着しやすいです。沈着するスピードは人によって違いますし、歯によっても違います。沈着しやすいのは下の前歯の裏側で、舌の下に、唾液が出てくる唾液腺があるためです。

歯石は長い年月沈着するほど、かたく歯に結合しますので、取り除いたときのしみる症状も増します。その中でも、歯周ポケットの中の「歯の根にできた歯石」は、取り除いたときのしみも酷くなりがちです。「何年振りかに歯医者にきた」「歯周病になっていた」「歯石とりですごくしみた」という場合は、おそらくこのタイプの歯石だと考えられます。

歯石には2種類あり、1つは歯ぐきよりも上(歯肉縁上)にできる歯石です。歯と歯ぐきの境目に溜まり、外から目で見ることができます。このタイプの歯石は、比較的簡単に除去することができますし、しみたとしても数日で収まります。気になる場合は、フッ素入り歯磨き剤を塗ることで、しみるのを緩和できます。もう1つは、歯周ポケットの中(歯肉縁下)にできる歯石です。歯ぐきの中にある、歯の根の表面に付着するため、外から目で見ることはできません。歯ぐきから出た血の鉄分などが沈着して黒っぽく見えるので、「血石」とも呼ばれています。このタイプの歯石は、細菌の溜まり場となり、歯周病が進行する原因にもなります。そもそも、歯ぐきの中に歯石ができるのは、歯周病になって、歯周ポケットができているということですし、歯ぐきから血が出るのは、歯ぐきに炎症が起きて出血しているということです。

歯の根を構成する象牙質は、歯の噛むところを構成するエナメル質よりも表面のきめが粗いため、歯石が深く入り込んで固くこびりつきます。よって、除去したときに酷くしみやすいのです。それに加え、歯の根の象牙質自体が、刺激を伝える構造をしていて敏感なのです。

歯石は専門家の手で定期的に清掃してもらえば、かたくこびりつかずに済み、除去後にしみる症状も起きにくくなります。歯石は歯ぐきの上・歯周ポケットの中のどちらにできるかわかりません。できれば、3ヶ月に一度は歯石とりをすることをおすすめします。そうすることで、「歯石とりでしみた」ということを減らせると考えています。

当院では、治療が全て終了した後の「メンテナンス」をとても大切にしているので、通っていただいている患者様にも、繰り返しお伝えしていることではあります。定期検診では、検査はもちろん、質の高い専用の機械で、歯に負担をかけずに歯石をしっかりと除去できます。将来のお口の中を守るためにも、ぜひ、通っていただきたいと心から思っています。

どうして歯がしみるの!?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。

6月に入り、梅雨なのか雨の日が続いていますね。気温が急激に低くなる日もあるようですので、くれぐれも皆様、体調にはお気をつけください。

 

さて、今回の話題は「歯がしみる」症状についてです!

冷たいものを食べるとしみる。甘いものを食べるとしみる。歯ブラシを当てるとしみるというのが、知覚過敏によくある症状です。

知覚過敏は、歯の外側を覆うエナメル質が欠けたり、割れたり、削れたりすることで、歯の内部の象牙質が部分的に露出してしまうことで起こります。

象牙質には、刺激を神経に伝える細い菅(象牙細管)が無数に開いています。象牙質が露出すると、冷たいものや甘いものなどの刺激がこの管にダイレクトに伝わり、痛みを感じる、つまり「しみる」のです。

 

知覚過敏は「象牙質の露出」が原因なので、むし歯ではありません。ですが、「しみる」という症状は、実はむし歯に由来していることもあります。

「黒くなっていない」「穴になっていない」キレイに見える歯でも、歯と歯の接する面からむし歯になり、歯の内部で広がってしまうパターンも考えられます。

内部で大きくむし歯になっているのに、外からは全く見えないというのは、恐ろしいですよね。歯と歯の間のむし歯は「レントゲンを撮らないとわからない」ものなのです。

 

むし歯は、適切な予防や治療の方法が確立されている病変です。早期に発見できるほど、進行を防ぐ選択肢があり、削って詰める範囲も最小限で済みます。

知覚過敏でしみるのかと思っていたら、実はむし歯だったという場合、気づかずに放っておくと、さらにむし歯が進行してしまいます。「ちょっとしみるな」というときでも、症状があるならレントゲンを撮ることが早期発見につながりますので、勧められた際は、ぜひレントゲン検査にご協力いただければと思います。

 

もしも、最近「歯がしみるな〜」と少しでも感じていましたら、中里デンタルクリニック.へお越しください!その原因が知覚過敏であるのか、それともむし歯なのか、レントゲン写真をお撮りして、きちんと診させていただきます。

また、中里デンタルクリニック.では治療の一環として「唾液検査」を行っています。今現在の患者様のお口の環境状態を唾液から数値化します。「むし歯菌の活動量」や、「お口の中の酸性の傾き具合」などを割り出し、むし歯になりやすいのかがわかります。もちろん、どうすればむし歯になりにくいお口の環境にできるのか対処法も詳しくご説明しますので、ぜひ「唾液検査」も参考にむし歯予防していただければと思います!

 

お口のなかの悪いやつら

こんにちは。少しずつ暖かくなってきましたね。

 

今回は「お口の中の悪いやつら」ついて少しお話しします。

 

私たちのお口の中に棲む細菌は1000種類以上…。キレイに歯みがきしても100億個が棲み、雑だとなんと1兆個も?!
切っても切れない細菌との縁…。上手に付き合う作戦が必要です!!

 

私たちを悩ませるむし歯。この起源をたどると、重要なことが見えてきます。例えば、古墳から発掘された縄文人や弥生人の歯を調べると、硬いものを食べた摩耗や、歯周病を患って歯を支える骨が壊れたあとはあっても、むし歯はありません。なぜなのでしょう?
それは「砂糖」を食べていなかったからです。砂糖がむし歯の原因になることは、現在ではよく知られていますよね。
一方、黒砂糖が大好きだった将軍徳川家茂は、20歳で逝去し葬られましたがのちの発掘調査で、家茂にはむし歯が31本もあったことがわかったというのですから驚きです。他にもむし歯の原因としてよく知られているものに、お口の中に棲むミュータンス菌があります。この菌が砂糖を消費して乳酸を出し、歯を溶かすことでむし歯ができてしまうのです。そこでむし歯の予防のため、「乳幼児の頃にミュータンス菌を感染させないことが重要だ」とする研究者は少なくありませせん。
しかし感染予防よりもむしろ、棲みついてしまった菌に好き放題させない、つまり、「歯の表面にバイオフィルム=悪玉の細菌集団をつくらせないこと」の方が肝心だとお話している方もいます。

 

バイオフィルムにさせないことが肝心で、ミュータンス菌は多くの人のお口に棲むありふれた細菌です。スプーンを共有せず厳重に注意しても、感染はふとした拍子に起こります。親子に限らず、保育所の園児同士でも起こります。ミュータンス菌は、ブドウ糖や果糖からは、ネバネバのグリコカリックスという多糖体を作れません。そのため果物では悪玉化しません。ところが「砂糖」からはこの多糖体を作り出せるのです。多糖体はミュータンス菌が強固にくっつき合い、バイオフィルム悪玉集団になるのに不可欠な物質。しかも歯に頑固にへばりつくのでじつにやっかいです…。
さらにまずいのが、これが水や唾液に溶けない水不溶性グルカンであること。ミュータンス菌は大集団となり歯にネバネバと頑固にへばりつきます。
そのうえ、ミュータンス菌は多糖体を自分のからだにも蓄えます。お腹がすくとそれを食べて乳酸を出し続けるので、たまったものではありません!!わたしたちの就寝中に糖の供給が途絶えると、ミュータンス菌はその蓄えを使ってむし歯づくりに暗躍します。

 

バイオフィルムは毎日の歯みがきでは、落とすことが難しいので、歯科医院の定期的な検診を受け、超音波の機械を使ってしっかり落としてもらいましょう!!

歯医者さんに通うべき5つの理由

皆さんこんにちは。青森県八戸市の歯科医院中里デンタルクリニックの勤務医の小松です
本日は皆さんに歯医者さんに通うべき5つの理由を説明します
今日本は高齢化社会となっていますがそれは健康寿命が上がっている訳ではなく、健康で生きるための鍵の一つがお口の健康です
今回の5つの理由は①糖尿病②認知症③感染症④寝たきりのリスク⑤歯科医院で受ける予防の大切さに分けて説明したいと思います
①糖尿病
歯周病の治療が糖尿病の改善に役立ちます。糖尿病で一番怖いのは悪化した結果起きる合併症です
高血糖の状態が続くと血管が弾力を失いボロボロに傷んでいきます。そのまま進むと臓器不全、失明、神経障害などの合併症に至ることがあります
そんな恐ろしい糖尿病は歯周病という炎症でかなり悪化してしまいます。
炎症が進むと口の中の血管から全身に炎症物質が運ばれ悪化してしまいます
逆に言えば歯周病が改善されれば糖尿病も改善されます
②認知症
歯周病が認知症に関与するということはどういうことなのか?と思われた方もいるでしょう
歯周病原菌もいくつかありますがその中の一つポルフィロモナスジンジバリス、つまりPG菌と呼ばれる細菌が認知症に大きく関わっていくことが発見されました、PG菌はタンパク質を分解する酵素が存在しこれが歯周病で炎症が起きた時に血管を通して脳にいくとタンパク質の神経細胞を変性させてアルツハイマーを進行させている可能性があります
③感染症
高齢者の命を奪い続ける疾患に誤嚥性肺炎があります。これは肺自体が悪いのではなく、口の中の細菌が肺に入ってしまうことにより起きてしまう疾患です。唾液や飲食物は基本気道ではなく食道に入っていくのですが、高齢になると喉が弱くなり、気道に誤って唾液や食物が入ってしまうことで起きてしまい、これが日本の6位の死亡率を起こしています。
新型コロナウイルスも肺炎を起こすことがあり、全てを詳しく分かってはいないですが気をつけなければいけません
④寝たきりのリスク
要介護状態の人や寝たきりの人は歯が少ないほど起きやすいです、歯が10本未満の人は寝たきりのリスクが15倍ほどになると調査結果でわかりました
歯を抜かなければいけない原因の一つに歯周病が存在します。なので日頃のケア定期検診はぜひ行っていきましょう
⑤予防の大切さ
歯磨きは毎日しているのに悪くなってしまう人をよく見かけします。それは歯磨きをしているにしか過ぎず、できている状態ではないのかもしれません
歯科医院は歯磨きの磨き方の正しいやり方、フォームを教えてくれるところなので皆さん是非是非歯科医院に通いましょう

不潔な入れ歯は誤嚥性肺炎のリスク

皆さんこんにちは。中里デンタルクリニック.歯科衛生士の北田です。間もなく4月も終わり、ゴールデンウィークを迎えますが皆さんはどうお過ごしでしょうか?ご自宅で過ごされている方も多くいらっしゃると思いますが早くいつもの生活に戻れることを願うばかりですね…。

さて、今回はお掃除をしていない『不潔な入れ歯』に潜む目に見えない危険についてのお話です。

ご自分の歯があまり残っていない人でも「入れ歯で補うことで認知症のリスクを減らせる可能性がある」というようなお話があります。ですが、入れ歯をみがかないとお口の中が細菌でいっぱいになってしまいます!!
ではお口の中が細菌でいっぱいになるとどんな問題があるのでしょうか?

日本の高齢者(65歳以上)7万人を対象にした研究で「入れ歯の清掃を毎日している人」に比べて、「毎日はお掃除していない人」は肺炎になった人の割合が1.3倍も多かったのです。さらに75歳以上の人に限ると1.58倍にもなりました。

入れ歯を毎日お掃除していないと肺炎のリスクが高まるーこの理由をみなさんも想像できるでしょう。お口の中の細菌が肺に入り、「誤嚥性肺炎」が起きてしまうと考えられます。

そもそも「誤嚥性肺炎」ってどうやって起きるのかご存知でない方も意外と多いのではないでしょうか?
誤嚥性肺炎は、お口の中の細菌が食べ物や唾液などと一緒に肺に入ることで起こります。また食べ物などを誤嚥しなくても実は睡眠中に無意識のうちに唾液が気管から肺に流れ込んでしまうこともあります。そうして飲み込まれた細菌が、肺で繁殖して肺炎を起こすのです。

また、実は入れ歯にも歯と同じように細菌のかたまり(プラークとよばれるザラザラしたもの)がつきます。入れ歯に細菌がたくさんついていると、唾液に含まれる細菌の量も増えると言われています。

誤嚥性肺炎になる危険性を減らすには、唾液中の細菌を減らすことが大切です。ということは毎日の入れ歯のお掃除は欠かせませんね。実際、介護を受けている高齢者や入院患者さんに対して、看護師や歯科衛生士、介護士が毎日お口のケアをしていると、肺炎になることが減ったという報告もあります。

最近は新型コロナウイルス感染症関連の報道が多く、あまり話題に上がりませんが、2019年の統計では、誤嚥性肺炎は国内で6番目に多い死因にランクインしています。入れ歯を毎日使われている方は、ぜひ毎日お掃除を!!

お口の中はレンサ球菌の巣窟

皆さんこんにちは。中里デンタルクリニック.アシスタントの石橋です。4月に入っても、暖かかったり寒かったりの日々ですが、風邪など引いていませんか?

私たちのお口に棲む細菌は1000種類以上。きれいに歯磨きしても100億個が棲み、雑だとなんと1兆個も?!切っても切れない細菌との縁。上手に付き合う作戦が必要です!さて、今回は「レンサ球菌」についてのお話です。
【砂糖を栄養源に、ガンコにへばりつく!】
お口の中にいる細菌は約1000種類。その中で常に棲みついているのは約150種類です。デンタルプラークや唾液に最も多いのが「レンサ球菌」(ストレプトコッカス)という細菌の仲間です。ストレプトコッカスとは「しなやかに連なる球状の菌」という意味で、試験管で培養すると丸い菌が数珠状に連なります。レンサ球菌と一言に言っても実は性格は色々で、なかには、喉の炎症やリウマチ熱、敗血症などの致死的な感染症を引き起こす恐ろしい種類もいます。ただ、おおかたは、感染していても普段特に悪さをしない「日和見菌」のレンサ球菌です。お口の中のレンサ球菌の代表格、「虫歯の原因菌のミュータンス菌」もこのたぐい。普段はごく大人しく潜んでいる細菌です。ただし砂糖が大好物で、この砂糖を使って菌体の周りにグリコカリックスというヌルヌルベタベタ物質を出すのがやっかい。お互いにくっつき大きな集団をつくるだけでなく、歯にくっついて丈夫な膜を張ります。これがバイオフィルムです。ミュータンス菌は、歯科では大変な悪漢として知られていますが、実は、砂糖を食べない人にとっては害がありません。

〜ストレプコッカス・サングイニスについて〜
〈本来の仕事〉
・お口に入り込むよそ者の細菌の警備。
〈性格〉
・真面目な働き者。
・しつこいのが玉にキズ。
〈得意技〉
・ベタベタを作ってくっつく。
・血管にくっついてベタベタの膜を張り、忍術のように追手の白血球から逃れる。

【お口の中ではいいやつ。血液に入ると豹変!】
菌にくっついているデンタルプラーク中で最も多いレンサ球菌が「ストレプトコッカス・サングイニス」です。サングイニスとは血液のこと。お口の中に多いのに「サングイニス」と命名されたのは、血液で良く見つかるからです。ストレプトコッカス・サングイニスは、過酸化水素やバクテリオシンというたんぱく質を出し、お口の中に入り込む外来の菌を攻撃します。お口の善玉菌とさえ呼ばれることもあるのですが、しかし恐ろしいのはここからです。実はデンタルプラークの細菌は、歯周ポケットなどから体内に入り込み血液に乗って体内を巡っています。特に歯周病になって歯周ポケットに細菌の巣窟を持ち、やつらをわんさか培養している人の血液中には多くの細菌が入り込みます。ただし、細菌を食べて殺してくれる血液中の白血球は、1秒間に10万個以上も作られています。健康な人なら、やつらを瞬く間に死滅させることが出来ます。ところが、免疫力が低下し易感染性宿主となった方の場合、白血球に見逃されたストレプトコッカス・サングイニスなどのレンサ球菌が体内を巡ります。こいつらは心臓弁膜の傷を足場にして付着し、丈夫な膜=バイオフィルムを作って忍者のように白血球から隠れ、細菌性心内膜炎を起こすのです。また、冠状動脈のステントや人工関節などにも、お口のレンサ球菌がベタベタのバイオフィルムを作り、難治性の感染症を起こします。持病や加齢による免疫低下に備えて、細菌の入口になってしまう歯周ポケットができないように、日ごろから歯周病の予防のため歯科でクリーニングを受けましょう!

もったいないオーラルケアしていませんか?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の田口です。
ついに桜が咲き、とても綺麗ですね。皆さんお花見には行かれましたでしょうか。暖かくなり行楽シーズンに近づいてきましたが、引き続き感染症対策を頑張って行きましょう。

 

さて、今回はオーラルケアについてです。毎日頑張ってお口のケアをしているのに、いまいち効果が実感できていないという方いらっしゃいませんか?それは歯ブラシや歯磨き粉などのオーラルケアグッズの機能を十分に引き出せていない、もったいない使い方をしているせいかもしれません。ポイントを押さえたケアの仕方をお教えいます。

 

〜ケース1 歯磨き時に血が!これって磨き過ぎ?〜
歯磨きしている時に血が出るとギョッとしますよね。怖くなってしまい、ブラシをなでるように当てるだけにする患者さんもいますが、しかしそれだけでは歯周病の進行は止まりません。

血が出るのは、歯ぐきの溝にプラーク(細菌のかたまり)や歯石が溜まっていて、歯ぐきが炎症を起こしているからです。炎症が起きている場所は擦りむいた傷口のようになっているので、歯ブラシが当たった軽い刺激でも出血します。
炎症が治まるには、その場所にある細菌が減らないといけません。そのため、血が出る場所はむしろ歯ブラシをしっかり当てて磨かないとダメなんです。細菌が減って炎症が治まれば、出血も自然と減っていきます。もし本当に歯ぐきが傷ついているなら、擦りむいたようにヒリヒリします。痛くて痛くて、磨くどころじゃないはずですよ。

 

~ケース2 その歯ブラシ、いつ変えました?~
朝昼晩、しっかり歯磨きしているのにプラーク(歯垢)が溜まっていると歯医者に言われてしまったことはありませんか?磨き方に問題あるのか?ーNo。磨く回数が少ないのか?ーNo。

お口のケアに熱心な方でも意外に見落としがちなのが「歯ブラシの交換」です。今お使いの歯ブラシ、いつ替えましたか?来院された患者さんに伺うと、2~3カ月、または半年替えていないなんて人もいます。
歯ブラシは使っているうちに毛先にコシがなくなり、毛先が開いたり、クルっと曲がっていきます。それは毛先の曲がったほうきでお掃除するようなもので、磨きたい場所に毛先が当たりにくくなり、当たったとしてもプラークを落とす力は大幅に下がります。(毛先が開いた歯ブラシは、新品の歯ブラシよりプラーク除去率が4割落ちるという研究もあります。)
交換時期の目安は1カ月。そんな短期間で替えるのはもったいないと思うかもしれません。しかし、そのまま使い続けても、頑張りの効果が出ないと「もったいないオーラルケア」になってしまいますよ。

 

〜まとめ〜
ケース1.歯磨きで出てくる血は、細菌により炎症が起きているところからの血です。炎症の原因である細菌を減らすためには、まずは歯磨きです。ひとまずしっかり磨きましょう。細菌が減れば、出血もなくなります。

ケース2.歯ブラシの毛はある程度使うとコシがなくなり、毛先が開いてしまうとプラークを除去する力が大幅にダウンします。とくに毛先に向かって細くなるテーパード毛(極細毛)の歯ブラシは、毛先がクルクルに曲がっていきます。1カ月に一度は交換するのが理想です。

 

中里デンタルクリニックでは、なるべく歯を削らずに、患者さんにあったケア方法をお伝えしたい!という思いから、唾液を採取してお口の環境を数値、グラフ化する「唾液検査」を実施しています。この検査によって、今のお口の環境での虫歯や歯周病のリスク、口臭の度合いが分かります。結果からケア方法まで詳しく歯科衛生士がアドバイスしております。検査自体は測定時間5分程度でとても簡単な検査になっていたので、ぜひお試しください。

虫歯の色々♪

皆さんこんにちわ。中里デンタルクリニック歯科衛生士の松田です。最近暖かくなってきましたね!やっと春の気温になってきて桜が咲くのが楽しみですね。今年度から新人さんも二名入ってきてくれました!ふたりとも練習や診療をとても頑張ってくれています!
さて今回は虫歯のいろいろなお話をしていきたいと思います!
まずは、「砂糖を取りすぎると虫歯になる」なんて話、子供の頃から耳にタコができるくらい聞いてきましたよね。ところが世界を見渡すと驚き。日本は砂糖を取る量が少ないのに虫歯が多い国だったのです。そもそも日本人の砂糖摂取量は多いと思いますか?少ないと思いますか?海外のお菓子を食べたことがある方、海外旅行でお店のデザートを食べたことがある方、やたらと甘くて驚いた経験はありませんか?そう、日本は多くの国と比べて砂糖摂取量は少ないんです。自動販売機を見ても、たしかに無糖のお茶などが多いですよね。となると虫歯の数は少ないはずなのですが、実際のところどうでしょう。砂糖摂取量に対して虫歯になる数のほうが高いです。その理由として「日本はフッ素の利用がすくないことが重要な理由である」とされています。砂糖はお口の中の細菌の栄養となり、その過程で、細菌が出す酸が歯をゆっくりと溶かし、虫歯の原因となります。しかし、歯は溶けるばかりではなく、唾液からリンやカルシウムが補われて修復されますし、歯磨き剤などに含まれるフッ素がお口の中に存在すると、修復が促進されたり、歯の質が強化されます。このことから、砂糖を控えるよりむしろ、歯磨き剤にや洗口液、歯科での塗布など、様々に利用されているフッ素をうまく用いることが、日本の虫歯をへらすために重要だと言えるでしょう。
続いて乳歯の虫歯のお話です。皆さんは「乳歯が虫歯になってもどうせ抜けるんだし問題はないんじゃない?」と思ったことはないでしょうか。ですがこれは間違いで、乳歯の虫歯が永久歯に影響する可能性もあると言われているのです。具体的には、大きさとできた時期によっては乳歯の下で育つ永久歯の形成不全を起こしてしまう可能性があるということです。乳歯の虫歯のある口腔環境に新たに永久歯が生えてきたら、永久歯も無視番なりやすいです。大切な永久歯のためにも、治療を受け、虫歯にならないようにしましょう。
虫歯でよく噛めなかったり、発音しにくいと、食べる、話すといった重要な機能が育つ時期だけに、その妨げになってしまう恐れもあります。もしも早くに乳歯を失うと、永久歯の歯並びにも影響します。乳歯は永久歯を正常な位置に生えるように導く先導役だからです。それに歯は、見た目も大事です。お友達に「なぜ歯がないの?」と言われたり、友達関係にも影響することもあるようです。乳歯の神経を取るというと、「下の永久歯までつついてしまうのでは?」と心配されるご両親もいらっしゃると思います。でも大丈夫です。乳歯だけ治療できますのでご安心ください。
とわいえ虫歯は、削って治す様になる前に止めたいものですね。そのためにはまず予防することが大事になってきます。このことから、お子様に限らずすべての方に定期検診をおすすめしております。虫歯の原因となるバイオフィルム(細菌の膜)が酸ヶ月でつくと言われており、歯ブラシでは落としきれません。ですので、当院専用の器械をつかってバイオフィルムを落としていく必要があります。また定期検診では磨き残しを染め出すことで見えるかすることができますので、さらなる口腔内環境の工場を図ることができます!定期検診を受けている方とそうでない方だと9本もの差が出ると言われておりますので、今から定期検診に通っていただいて少しでも多くの歯を守っていきましょう!