知らないのはモッタイナイ !!歯科の訪問診療

みなさま、こんにちは!!
中里 デンタルクリニック.の受付の下舘です。

 

 

今回のテーマは『訪問診療』です。残念ながら、当院ではまだ導入されておりませんが、知らないのはモッタイナイ!!ので、在宅ライフを健やかに快適に過ごしてもらうために、ご自宅や施設をお伺いし、お口の健康をサポートする『訪問診療』をご紹介いたします。

 

 

介護を受けられている方の健康状態には、お口の健康が大きく影響します。例えば、お口の細菌が肺に入って起きる誤嚥性肺炎や、インフルエンザなどの感染症。また、「入れ歯が合わない」「ムセがひどい」などがあるとうまく食事ができず、栄養も十分に摂れなくなるおそれがあります。そして、栄養が摂れないと抵抗力が落ち、肺炎や感染症にもかかりやすくなってしまいます。ただ、介護する方がお口を清潔に保ち、栄養を摂るためのコンディションを整えることは、ご家族のお力だけでは難しいこともあります。そんな時に、お口のプロフェッショナルである歯科の訪問診療をご利用いただければと思います。

 

 

往診と訪問診療は、どちらもお医者さんが患者さんのところに来てくれるものなので、一見同じに見えます。ですが、この二つには明確な違いがあって、患者さんから連絡を受けて“その都度”訪れるのが「往診」で、“定期的かつ計画的に”お医者さんが訪れるのが「訪問診療」です。困った時だけの往診とは異なり、訪問診療では患者さんの健康を継続的に管理していきます。
「口は命の入り口」と言いますが、「病の入り口」でもあります。歯科医師や歯科衛生士に定期的にお口の中を診てもらうことは、全身の健康の維持にもつながります。大切な人、あるいは介護者自身の“快適在宅ライフ”のために、ぜひ歯科の訪問診療をお役立てください。
介護を受けている方にこんな気がかり、ありませんか?
なんだか、痩せたような…
入れ歯が合ってないみたい…
食事が大変そう…
①食べこぼしが増えた
②飲み込むのがつらそう
③食事中や食後にムセる
④食事にかかる時間が長くなった(目安は40分以上)など
一例ではありますが、こんな気がかりがある場合は放置せず、ぜひかかりつけの歯科医院にご相談ください。

 

 

口腔ケアはシゲキが肝心です。お口の中やまわりをシゲキすることで、舌やくちびるの動きがよくなったり、だ液の分泌が促進されることが分かっています。また、認知機能にも良い影響を与えます。(口腔ケアそのものが体の負担にならないように、ケアを受ける方の体調を見ながら進めます)

 

 

訪問診療をしている歯医者さんを探すには…
★在宅の場合
・かかりつけの歯科医に相談
・地域包括支援センターに相談
・ケアマネに相談
・地域の歯科医師会などに相談
★施設の場合
・相談員に相談

 

 

介護を受けられている方にとって、毎日の食事は大事な楽しみのひとつ。お元気なうちから、「しっかり噛んで食べられる」お口を維持しておきましょう。

お口に効く‼︎プロバイオティクス

皆さんこんにちは‼︎ 中里デンタルクリニック、歯科助手の山内です。

今回はプロバイオティクスについてお話しします。

 

そもそも「プロバイオティクス」が何かご存知ですか?

プロバイオティクスとは、腸などの細菌のバランスを改善して私たちの身体に良い効果をもたらす生きた細菌のことです。ヨーグルトやキムチ、ぬか漬け、納豆などの発酵食品に多く含まれています。

 

プロバイオティクスの効果として「腸の細菌の群れのバランスの改善」はよく知られていますが、お口の中にはどんな良い効果があるのでしょう?

進められた研究によって、腸と同じくお口の中でもプロバイオティクスの効果が見込めることが明らかになってきています。

お口の中には約1000億個の細菌が住み着いていて、問題を起こす虫歯菌や歯周病菌は普段は大人しい菌なので、プロバイオティクスによってバランスを改善できればその活動を抑え込むことができます。

 

ただし、どんなプロバイオティクスでもお口の中で効くわけではありません。整腸作用のあるヨーグルトを食べても虫歯や歯周病を防げるわけではないのでそこは誤解しないでください。

というのも善玉菌といっても様々な種類があり、それぞれ少しずつ特徴も効果も異なります。整腸作用に優れたプロバイオティクスがお口にとどまって働いてくれるとは限りません。

そこでお口にはお口に効きやすいプロバイオティクス、つまりお口にとどまって良い作用をすると確認された善玉菌の中から、特に優れた菌株が選ばれています。お口に使われるプロバイオティクスは主に乳酸桿菌とビフィズス菌族で、そこから選りすぐりの菌を使ってお口向けのプロバイオティクス製品も販売されていますので、ぜひ探してみてください。

 

また、なぜプロバイオティクスは歯周病の改善に効くのでしょうか?

そもそも歯周病は歯周病菌がお口の中で引き起こす感染症のことです。

歯周病を治療するにはプラークと呼ばれる磨き残しと歯石を取って菌を減らすとともに歯周病菌の活動を抑え込む免疫力の活性化が重要になってきます。

実は、お口と腸の免疫機能は普段から協働していて、プロバイオティクスにより腸の環境が改善されるとお口の中の免疫力がアップするだけでなく、腸の免疫物質が歯ぐきにも届いてサポートをするので治療がよりスムーズになることがわかっています。

矯正中のお悩み解決ガイド!

こんにちは!中里デンタルクリニックの歯科衛生士木村です。コロナで自粛ムードではありますが、お口の健康管理は感染症対策になります。当院でも来院してくださる患者さんに対して、誠心誠意対応させて頂いております。ご自宅でのブラッシングは感染対策、むし歯予防、歯周病予防、どの面からもとても重要になってきますので大切にしていきたいですね!

 

本日は矯正をしている方のお悩み解決ガイドという内容でお伝えしていきたいと思います。当院では直接矯正治療はしていませんが、矯正治療をしたいという患者さんにはご紹介という形で、他院さんへの紹介状をお渡ししています。

 

矯正治療をはじめたいけれど、お口にワイヤーやブラケットがつくと『歯磨き大変なんだろうな』と心配なかたが多いのではないでしょうか?実は矯正中の歯のケアは治療成功のカギを握る大切なポイントです。

 

矯正中のお口は、装置を使う分、食べかすやプラークがつきやすいうえ、掃除もしにくくなります。プラークをしっかり取り除かないと、むし歯や歯周病の原因に。むし歯の場合、治療をするにはいったん矯正を中断せざるを得ません。また、歯を移動させるため歯槽骨に負荷をかけている最中に歯周病が起き、歯槽骨に炎症が及ぶと、普段よりも歯槽骨が壊れやすく、歯を動かすどころかグラグラになってしまうことがあります。せっかくの矯正治療を水の泡にしないためにも、より丁寧なケアか大変重要なのです。

 

そこでご提案したいのが、『1日1回リセット』です。細菌の塊であるプラークが、成熟して害を成すようになるまでには、およそ18時間かかると言われています。つまり、18時間以内にお口の中のプラークを除去できればセーフということ。そこで、1日の中で、ゆっくり時間がとれる時に、少なくとも1日1回は、徹底的にお掃除をして頂きたいのです。唾液が減り、むし歯が増えやすいのは就寝中ですので、就寝前のリセットがとくに重要です。ただ、どうしても忙しくて夜の時間がゆっくりと取れないという時は、朝食後か昼食後にじっくり磨いてリセットしていただいてもよいでしょう。

 

効率的に磨けるよう、汚れのたまりやすい場所のお掃除のコツをお伝えします。

①バンドのかかった奥歯のまわり

バンドから上の部分は、毛先を届かせるように歯ブラシの先のほうで磨きましょう。バンドのラインにそってタフトブラシも使うとよいでしょう。バンドの下の部分は歯ブラシや細部磨きが得意なタフトブラシで汚れをかき出しましょう。バンドと隣の歯とのあいだは、2~3日に一度、歯間ブラシで汚れをかき出します。磨きすぎると歯茎を痛めてしまうので、2ストロークくらいを目安にするとよいでしょう。

 

②ブラケットのまわり

毛先が歯面にしっかり当たるよう、ブラシは寝かさず斜め45度に当てます。つま先やかかとの部分も使い、ブラケットの周りの汚れを毛先でかき落とします。ブラケットの左右の歯面は、歯ブラシを立てるようにして当てます。歯ブラシの毛先が入りにくい人はタフトブラシを使いましょう。

 

③ワイヤーと歯の間

タフトブラシであれば、毛先を上からワイヤーと歯のあいだへ入り込ませます。同じように下からも入り込ませてみがきます。

歯間ブラシであれば、水筒を細長いブラシで洗うようなイメージで、ワイヤーと歯の間に歯間ブラシを入れて掃除します。歯面を傷つけないよう、針金がコーディングされている歯間ブラシがオススメです。

フロスであれば、フロスわや動かしワイヤー部分の汚れをこすり落とします。太めのフロスがおすすめです。

 

私たちのお口やからだの健康には日々の生活習慣が大きく影響します。むし歯や歯周病のせいでせっかくの矯正治療を中断することになってしまわないように、徹底的はプラーク除去を、少なくとも1日1回はするよう心がけていきましょう。

 

歯と入れ歯と長生き

こんにちは。中里デンタルクリニック.です!

 

いよいよゴールデンウィークですね。

外出を控えておうち時間が増えたと思いますが、何をしてお過ごしですか?

手洗いやうがい、歯磨きも忘れずに、感染症対策をしっかり行いましょう!

 

 

さて今回は、『歯と入れ歯』についてのお話です。

「歯がある人は年齢を重ねても元気」というイメージはありませんか?

実はそのイメージは間違いではなく、自分の歯で噛めている方や、

しっかり治療を受けて入れ歯を使って噛めている方は、体力の衰えが

なだらかという研究結果があるのです。

老後の元気な生活のために、歯科医院が役に立つのです!

 

日本人の「平均寿命」は男性が約80歳、女性が約87歳くらいです。

では、「健康寿命」は何歳でしょうか。

男性では71歳、女性は74歳にとどまっているのです。

男女共に、「平均寿命」と「健康寿命」の差が10年ほどあります。

つまり、多くの方が要介護期間を経て亡くなっているということです。

 

そんななか、高齢者の寝たきり予防を支える土台として、

歯科医療が大きな役割を果たすということがわかってきました。

自分の歯をなるべく残すか、あるいは入れ歯でかめるようにする

ということはとても大切なことで、認知症予防につながったり、

寝たきりの原因の一つである転倒のリスクを下げたりすることができます。

 

 

「噛み合わせがよい人ほど長生きで、噛み合わせがよくない人ほど生存率が低い」という研究結果があるのですが、歯がなくても入れ歯で噛んでいる人と、治療せずに噛み合わせがない人では大きな差があることがわかりました。

自分の歯があることがもちろんですが、入れ歯を使って噛み合わせを維持できていれば長生きできるのだそうです。

 

入れ歯が使えるようになるまでには、歯科医院での調整や、慣れる努力も必要で、患者さんとしては大変かもしれません。しかし、老後に慣れた入れ歯があることがとても大事なことなのです。

 

また、「噛み合わせがよい人は転倒しにくい」というデータがあります。

それはなぜなのでしょうか。

歯の根っこを包み、歯を支えている歯根膜という器官は、

感覚を受け取る器官で、体の位置感覚を司ると言われていますが、

その情報のおかげで脳がバランスを取りやすくなると

考えられます。

また、認知症の方に入れ歯を入れていただくと、

前年よりも転倒がすくなくなったという結果が出ているようです。

 

 

よく噛む方は、「意欲」「想像」「実行」などを司る前頭前野が活発に動いているようです。

さらに、よく噛めるということは低栄養になりにくくなります。

 

 

歯を失って食べにくくなったら、かかりつけの歯科医院にまずはご相談ください!

お口の健康を守るには

こんにちは!中里デンタルクリニック.です。

 

いまはコロナの影響が大きく、皆さま大変な時期だと思います。今できることといえば外出を避けたり、手洗いうがいを心がけたりすることが感染防止や拡大を防ぎますので将来のためにお互いに頑張っていきましょう!また、当院では感染予防でスタッフ全員毎日検温を行っております。診療中もゴークル、マスクをつけ空気中に飛び散るものを吸うバキュームも常に使用しています。滅菌も徹底して行っております。通っていただいている患者さまにも手洗い消毒をしていただいたりしています。少しでも体調がすぐれない場合は予約が入っていても無理なさらずに、お電話での予約変更をお願いいたします。

 

 

さて、今回はなぜ歯医者は定期健診を強くおすすめするのかについてお話しいていきたいと思います。当院でも、全ての治療が終了した患者さまには定期健診をおすすめしています。なぜおすすめするのかというところですが、それは病気を早期発見できるからです。虫歯や歯周病はいつどうなるかはわかりません。ただ初期の状態で見つけることができれば、歯科指導を受け、生活習慣を改善して虫歯の進行を止めることもできますし、歯周病も改善することができます。削らずに済む段階で虫歯を見つけるため定期的に歯医者で診てもらいましょうということです。

 

 

生活習慣の改善による虫歯の進行コントロールで、最も患者様にメリットが大きいのは、何と言っても初期虫歯(虫歯の予備軍)の段階です。歯に穴が少しでもあいてしまうと歯の外形が崩れていますし、崩れてしまった部分は戻ることはありません。しかし、初期虫歯の段階で見つけられれば、元通りのきれいな歯に戻せる可能性があります。初期虫歯の治療も虫歯の予防も、口の中をきれいにして間食を減らすところから始まります。お口の中が酸性の状態が続くと虫歯菌が活発になります。酸性の状態になる時は何かを食べている時になりますのでダラダラ食べは避けましょう。初期虫歯=虫歯の予防は、歯だけではなく、体の健康管理にも役立ちますので、ぜひ始めてみてください。

 

 

ただ、食べることを減らしたかといって虫歯にならないわけではないです。毎日の歯磨きも十分な予防方法になりますので、しっかり行うことが必要です。しっかり行ったうえで定期健診にお越しいただいて虫歯や歯周病になっていないかを確認していきますので健康なお口を守りたい方は是非定期健診にお越しください。その時には歯科衛生士がしっかりとブラッシング指導も行いますので、よりきれいに歯磨きをできるようになりますよ!

スプリントについて

皆さんこんにちは、中里デンタルクリニック勤務医の小松です。最近コロナの影響で慌ただしい日々になってしまっているかと思います。

歯科医院は感染リスクが高いなどの話もあるかと思いますが、実際は口腔環境が不潔のままであれば感染リスクは高まってしまいます。なので少しでも清潔にするために治療とメンテナンスや自身での歯磨きを頑張ってください

今日はマウスピースについてお話しいたします。マウスピースは別名スプリントやナイトガードなどとも呼ばれており大きく言えば全て同じです。

しかし用途や目的によって異なります。

当院で作っているのは治療用のスプリントです。

皆さん夜寝ているときに歯軋りしていたり日中に食いしばりを感じることはありませんか?また噛んで歯が痛くなったり、朝起きたら頬っぺたがいたい、顎の関節が痛くて口が開けられないという症状はありませんか?

歯の治療をしているにあたって原因でわけると大きく3つに分けることができます。

1つは虫歯による被せ物や詰め物、根の治療

2つ目は歯周病による歯茎の治療

3つめが強い噛みしめによる歯周組織に痛みがでることへの治療

数としては少ないですが虫歯や歯周病でもない場合は噛み合わせが原因と考えられることが多いです。

人の噛む力はおよそ体重分の力がかかると言われています。70キロの成人男性だとすると食事時だけでなく必要以上に噛んでしまうと毎回70キロの力が歯と歯周組織にかかります。

言い換えれば毎回、歯に70キロのハンマーで叩かれているイメージです。そうなると歯は段々と擦り減ってしまい、痛くなってしまうだけでなく歯を支えている骨や歯茎も下がってしまい動くようになり進行してしまうと抜かなければいけない状況になってしまいます。

痛い症状だけを取るのであれば簡単です。神経を抜くことです。しかし神経を抜いてしまった歯の寿命は長くありません。神経を抜くのはよほどのことでない限りは行いません

歯を削らずに歯の痛みを抑える方法はあります。それがスプリントです。

スプリントは着脱式の透明な硬いプラスチックでできています。違和感こそ大きくあると思いますがこれをつけることで人の噛む力を代用してくれて、痛みや深い症状、歯が動いてくるのを防止することができるでしょう。

市販のスプリントも売っていますが当院では上顎の型取りをとってから作ります。そうすることで一人一人異なる歯並びに即した自分1人だけのオリジナルスプリントが作ることができます。

噛んでいたい方や歯軋りを感じている方、今症状がなくても悪くなるリスクを少しでも減らすために気になるようでしたら一度ご相談ください

縁の下の力持ち「ファイバーポスト」

皆さんこんにちは、中里デンタルクリニックです。

今回は「ファイバーポスト」についてご説明します。

 

皆さんのお口のなかに、差し歯ってありますか?

その差し歯が、どんな構造でできていてどんな材料が使われているか、ご存じですか?

差し歯は、患者さんご自身の歯根を大切に残し、そこに土台を立てて上から被せ物を

被せてある築造物です。

つい見た目にばかり気を取られがちですが、その耐久性の鍵を握るのは、

やはり「土台」。

今回は、差し歯の耐久性アップに貢献している「縁の下の力持ち」の芯棒をご紹介し

ましょう!

 

 

ファイバーポストとは、繊維(ファイバー)でできた芯棒(ポスト)のこと。

差し歯の治療で被せ物(クラウン)をかぶせるとき、その土台(コア、支台歯)を丈夫

にするために使われているグラスファイバーの芯棒です。

大きなむし歯ができたとき、ばい菌が入って腐敗した神経をきれいに掃除し、歯の

下半分を残してそこに被せ物をかぶせ、「もう一遍使って行こう」というのが、

差し歯の治療です。歯質を失って弱くなった歯は、再び噛む力に耐えられるように

補強をしなければなりません。それが差し歯の土台作りで、家の基礎を作るとき、

コンクリートのなかに鉄骨を入れるのと同様、強度が必要なときに芯棒を

使うわけです。

 

 

従来、歯の土台作りの材料には、まさに建物の鉄骨のように、おもに金属が使われて

きました。金属のポストやコアは、丈夫で信頼性の高い材料として評価され、

現在も多くの治療で使われています。一方、あらたに登場したファイバーポストは、

天然の象牙質と同程度の硬さを持ち、曲げ強さもあって天然歯と親和性が高く、

歯の破折のリスクが下がること、そして差し歯の色に影響を与えないことから、

まず審美治療を中心に広く普及しました。現在、メンタルフリー治療の広がりの一翼

を担って、シェアを急速に拡大させています。

 

 

これまでファイバーポストを使う治療は、すべて自費治療の扱いでした。

しかし今年から金属の芯棒のほかに、ファイバーポストの保険の差し歯の芯棒として

使えるようになりました。前歯では1本まで、小臼歯と大臼歯では2本までなどの

制限はありますが、メタルフリー治療の普及への新たな一歩となっています。

 

とくに、ファイバーポストを土台に使うメリットとして、前歯の審美治療をご希望の

患者さんにとってとくに魅力的なのが、仕上がりがグッと自然に見えることです。

もうひとつ、審美面で有利なのは、歯ぐきに起きがちな黒っぽいメタル色の

にじみを避けられる点です。土台に金属が使われていると、時間がたつにつれて

メタルタトゥーと呼ばれる歯ぐきの変色を心配せずに治療ができるようになって

います。

 

 

学校歯科健康診断の紙をもらったら?

みなさんこんにちは!中里デンタルクリニック.です。

少しずつ温かくなってき始めて、春がもうすぐそこという感じがしますね。

まだまだコロナウイルスは油断できませんが、1日でも早く穏やかな生活に戻れることを心から祈るばかりです。

 

春になると幼稚園〜高校生の皆さんは学校で健康診断が始まると思います。今回はその学校歯科健康診断についてお話しします。

 

学校歯科健康診断の結果のお知らせの紙を持ってお子さんを連れ歯科を受診したら、紙に書いてある結果と診断が違って「あれ?」と思ったことはありませんか?そうなんです。学校の歯科健康診断は、お口の健康を守り育てるためのスクリーニング。確定診断をし、病名を特定する歯科医院の検診とはチェックの基準や目的が少し異なるのです。今回は健康診断の結果をお子さんのお口の健康によりよく活かすヒントをお届けします。

 

学校歯科健康診断とは「学校保健安全法」に定められ、文部科学省の指導のもとで行われている児童や生徒のためのお口の健康チェック。一方歯科医院の歯科検診は、厚生労働省の管轄で行われ、精密な検査をしてお口のなかの病気を確定診断し問題を洗い出して、治療や経過観察するために行われています。

 

ところで、学校と歯科医院の検査結果には、多少の誤差が生じることがあるのをご存知でしょうか。学校の歯科健康診断は、視診のみで行う簡易的な検査なので、私たち学校歯科医がより精度の高い検査を目指すのはもちろんですが、おのずと限界があるのも確かです。むし歯(C)があるからと歯科医院で検査したら、さいわい初期むし歯(CO)だったり、逆にCO(要相談)の指摘でエックス線検査をしたら、むし歯(C)が隠れていたというケースも、少なからずあります。学校では確定診断はできませんが、怪しい場所やリスクの高さの指摘ができます。もしこの健康診断がなければ、児童や生徒のお口のトラブルは、その多くが見過ごされてしまうでしょう。自己管理や定期受診をはじめるきっかけに、学校歯科健康診断を活用して下さい。

 

では実際に学校では何を調べているのでしょうか?学校歯科健康診断の流れは以下の通りです。

・骨格の歪みがないか観察

・顎関節の確認

・歯並びや噛み合わせの確認

・歯垢の付着度の確認

・歯ぐきの状態の確認

・歯の状態の確認

 

学校歯科健康診断が終わると検査結果の通知がお子さんを通して親御さんの元へ届きます。そこで目にする歯科独特の言葉について解説していきます

 

・CO

要観察歯のことで、視診では明らかなむし歯の穴は確認で

きないけれど、初期むし歯の特徴(白濁、白斑、褐色斑)が

認められて、放置すると削る治療が必要になることもあり

ます。

 

・GO

軽度の歯周病で、歯磨きを丁寧にすれば治る歯茎の炎症で

す。いわゆる歯肉炎の状態です。

 

・エナメル質形成不全

生まれつきエナメル質が弱い歯で、むし歯のリスクが高

く、噛む力で欠けやすいなどの問題が起こりがち。かかり

つけの歯科医院で経過観察や治療を受け、大切に守ってい

きましょう。

 

・過剰歯

本来必要のない余分な歯が生えています。周りの歯の萌出

を邪魔したり、傷めてしまうことがあるので、早めに歯科

医院で検査を受けましょう

 

・中心結節

歯に円錐状の突起があります。折れやすいので、かかりつ

けの歯科医院で検査を受け、周りを樹脂で固めたり、少し

ずつ削り、フッ素塗布を受けて知覚過敏やむし歯から守っ

ていきましょう

 

・癒合歯

隣り合った歯が発育途中でくっついて生えたものです。生

え替わりの時期に影響したり、境目がむし歯になりやすい

ので、かかりつけの歯科医院で経過観察を受けましょう

 

・先天性欠如歯

本来は永久歯に生え変わるのですが、生まれつき永久歯が

足りないと、乳歯がそのまま残ります。エックス線を撮っ

てはじめて確定診断できるので、かかりつけの歯科医院で

調べてもらい、予防して残った乳歯を大事に守っていきま

しょう

 

・叢生

あごの骨に歯が並ぶスペースがなく、乱ぐいになっていま

す。前歯が永久歯に生え変わるころから急に目立ち、小学

校低学年の歯科健康診断で指摘されはじめます。骨格が完

成に近づく思春期成長期より前の治療が効果的。

 

・開咬

奥歯を噛んでも前歯が閉じず、飲み込みや発音に支障が出

やすくなります。舌を前にクセがあると成長とともに問題

が拡大ふるので、思春期成長期前の骨格誘導と舌のトレー

ニングが効果的。

 

・上顎前突

前歯が並びきらず前に迫り出す、あるいは上あごの骨格が

前に出過ぎる、または下あごの骨格が奥に引っ込みすぎる

ことが原因です。前歯が永久歯に生えかわるころから目立

ち、小学校低学年の歯科健康診断で指摘されはじめます。

骨格性の場合は、とくに思春期成長期前の治療が効果大。

 

・交叉咬合

上下の奥歯が、本来とは反対の噛み合わせになっていま

す。しっかりと噛めず、成長とともにあごの骨格の歪みが

拡大しがち。永久歯の交叉咬合は小学校低学年の歯科検診

で指摘されはじめます。低学年の早い時期からの治療が有

利。

 

・反対咬合

上あごの前に下あごのさが出た状態で、しっかりと噛むこ

とができません。下あごが上あごにかぶさって、上あごの

成長を邪魔するため、成長するとさらに目立っていきま

す。骨格が完成する思春期成長期の前ならば骨格の誘導で

改善されますが、できれば低学年の早い時期からの治療が

有利。

 

・正中離開

前歯のあいだに隙間ができています。歯ぐきとくちびるを

つなげている小帯や過剰歯の影響も考えられるので、まず

はかかりつけの歯科医院で検査を受けましょう。

 

ライフステージによって歯の病気のリスクは変化していきます。だからこそ子どもの頃から歯科の知識と歯を守る習慣を身につけて、対応していく必要があります。学校歯科健康診断の紙をもらったら是非一度歯科医院を受診することをオススメします!

歯周外科治療とは?

こんにちは。中里デンタルクリニック.です。

季節の変わり目で体調を崩しやすいですが、手洗いうがいでばい菌を

退治しましょう!

 

さて今回は、『歯周外科治療』についてのお話です。

 

自覚症状が出にくく、ジワジワと進行していく歯周病は、

気づいた時には重症になっていたということも多いようです。

しっかり治して歯を残すためには手術が必要になることもありますが、

最近では救うことのできる歯が増えてきています!

 

まず、歯周病とはどのような病気でしょうか。

お口の中の歯周病菌が炎症を引き起こす病気です。歯周病菌は普段

プラークの中に棲んでいて、歯石の中に入り込んだり歯周ポケットの中に

もぐり込んだりして悪さをします。

初めは歯茎が腫れるだけですが、だんだんと歯を支える歯槽骨を

溶かすので、歯がグラグラしたり、最悪の場合は抜けてしまったり

します。

軽度であれば歯石除去やブラッシングで処置できますが、重度とも

なると同じやり方では汚れを取りきれず、炎症をなくすことが難しく

なります。

 

そこで必要なのが『歯周外科治療』です。

歯茎を開き、残った汚れを確認します。そして汚れを徹底的に取り、

骨の形を整えます。必要であれば再生療法をし、歯茎を閉じて終了です。

 

再生治療というのは,失われた骨、セメント質、歯根膜を取り戻す

ことを目的とする治療です。ただ手術で汚れを落とすよりもさらに

多くの骨を増やすことができ、ポケットの減少が期待できます。

再生治療にはいくつか方法があり、患者様の病態にあわせて歯科医師が

選んで行います。

①GTR法:特殊な膜を骨の壁代わりにし、骨の再生力を引き出す。

②エムドゲイン法:骨を作る細胞を活性化するジェルを使って、

患者様ご自身の細胞に働きかけ、再生力を高める。

③骨移植:患者様自身の骨を移植する。

歯の周りの骨の一部がくぼむように欠損している場合は大きな効果を

もたらします。ただ残念ながら、骨が全体的になくなってしまった場合

にはあまり効果が期待できません。

術直後は、歯に力をかけないように安静に保ちつつ、再び細菌感染

しないように十分なプラークコントロールをしながら、再生した組織の

成熟を待ちます。

通常は1年程度で結果を評価しますが、2〜3年続く場合もあります。

 

また、インプラント治療を長持ちさせるためにもまずは歯周病の治療を

受け、炎症を止めましょう!そしてインプラントは、残った大切な歯を

過剰な力から守っってくれます。

 

時間はかかりますが、諦めずにぜひトライしていただきたいと思います!

 

原因不明の歯の痛み

皆さんこんにちは。中里デンタルクリニック.です。コロナの感染も増えてきています。まだ青森では感染の発表がないのですが、感染力は高いので手洗いうがいをしっかりしていきましょう。当院でもコロナ対策でスッタフはマスクを常につけさせていただいております。また予約を取られている方で咳が出ていたり、体調の変化がある方は無理をせず電話での予約変更をお願いいたします。

 

 

では、歯のことについてお話ししていきますね。皆さんは「非定型歯痛」とおいう言葉を聞いたことはありますか?はじめて聞く方も多いのではないのでしょうか。「非定型歯痛」というのは、つらい痛みが続くにも関わらずいくら詳しく歯科な度で検査をしても原因が見つからない歯の痛みを言います。

 

 

○「非定型歯痛」の症状

痛みとしては、持続性で、自発性の鈍い痛みがあげられます。よくあるのは歯や歯肉、抜歯した部位を中心としさらには上下の顎、さらには顔面にまで広がることもあります。なかには何ヶ月も続き、急激に症状が悪化することもあります。レントゲンでも何らかの治療をされていたり複雑な歯の構造による根幹自体の難しさなどがさらに鑑別を難しくさせます。

 

 

口は体のなかでも感覚が特別に敏感な器官でもありますので、歯科治療によるストレスは、情動に影響を与えやすいのです。疲れていたり、気苦労の多いところへ歯科治療のストレスが加わることによって、その人のストレスの許容量を超えてしまうと痛みの神経ネットワークのバランスが崩れて非定型歯痛が起きてしまうことがあります。なので歯科が苦手な方や不安なことがある方は、遠慮なくご相談いただければ笑気麻酔などを利用して不安を和らげることもできます。十分に話し合い、納得してから治療を受けることが、治療のストレスの軽減につながります。安心して治療をしていただくためにも、我慢はせずにご相談ください!

 

 

本当の原因の発見が遅れてしまうと痛みが慢性的なものへと変わって脳は小さな刺激にも敏感になってしまいます。歯痛はまれに、排外の原因でも起きることをこの機会に頭の隅に置いていただき、原因不明の歯痛が起きたときには早期に歯以外の可能性も検討し、専門外来[専門外来とは、日本口腔顔面痛学会に属する認定医・専門医・指導医が診療を行っていたり、大学病院などで歯科医師と精神科医が連携して診療にあたっている外来や診療歯科をいいます]にかかって診察を受けましょう。