ゼロからわかる歯の根の治療

皆さんこんにちは、勤務医の小松 洋介です
今日は歯の根の治療について語りたいと思います。数ある歯の治療の中で難しくそして期間がかかってしまうのが根の治療です。
私が個人的に勉強して最も挑戦している分野です
歯の組織的には外からエナメル質、象牙質、そして歯髄と呼ばれる構造になっています。歯髄と呼ばれる部分には神経が詰まっており、そこまで虫歯の感染が及ぶと根っこ全体を感染してしまいます。
皆さんの中にも歯がものすごく痛くなったという人はいませんか。実は私も昔神経にまで虫歯が及び激痛を伴う歯の痛みに襲われたことがあります
当院の治療の段階としては①虫歯菌に感染した部分を全て取り除く②根の治療をしやすいように歯の壁を材料で補う③感染リスクから避けるためにゴムのマスクをかけながら治療する④根の中の感染部分をとる⑤根の中に薬を詰めやすいように形を整える⑥根の中に薬を入れるとここに書いただけでもかなりの段階を踏まなければいけません。
しかもこれは1日で終わるはずもなく、早くても2、3ヶ月はかかります。長い人では半年以上。
おまけに根の治療して終わりではなく、ここから土台たてて、型取りしてなどまだまだかかります
では、なぜ根の治療はそこまで難しいのか
理由はいくつかあります。
一つは根の形が複雑になっていることです。歯の種類によって大きな根の根管がいくつかあります。少ない歯だと一本、多い歯だと四本、しかもそれが真っ直ぐか曲がってるかどうかでも変わり、また長いこと放置したせいで歯の歯髄組織が石灰化して硬くなって道具が入らないことや、また大きな根の先に歯の神経が何本も枝分かれになってしまっていること。
もう一つは細菌です。根の管は大きくても1mmほど、細菌自体の大きさはμmの世界の中で全てを完全に取り除くことが非常に難しい
さらに感染の度合いが大きければ、根の中だけでなく、根の先に膿を溜めて、そこから骨を溶かし、内圧を高めて痛みが出てしまいます。
放っておけば取り返しのつかないことになり、歯を抜かなければいけないという状況になってしまいます
初めての根の治療で成功率がおよそ60%、一度根の治療したのを再度根の治療することになってしまったら成功率は50%と呼ばれてます
そうならないように心がけるのはやはり日々の歯磨きや、定期的に歯科医院に通ってもらう歯科検診です
虫歯は放っておけばおくほど、痛くなって、回数もかかり、費用もかかってしまいす。
皆さんそうならないように普段から健康でいるようにしましょう

デンタルフロス&歯間ブラシの使い方講座

皆さんこんにちは、歯科衛生士の松田です!最近は夏も終わりかけで肌寒くなってきましたね。風邪やコロナウイルスに十分気を付けて体調管理を続けていきましょう!

さて、いきなりですが皆さんはデンタルフロスや歯間ブラシなどは使っているでしょうか?それとも歯ブラシだけで磨いているでしょうか?
実は歯ブラシだけだと落としきれない部分があるんです。。。

歯磨きは一日2回、3回している方が多い中、デンタルフロスや歯間ブラシなど補助用具を使う人は少数派です。しかし、歯と歯が接した「コンタクトポイント」「歯の根元周り」が、歯ブラシだけだと毛先が入っていなかったり当たりにくかったりして、しっかり歯磨きできる人でも虫歯や刺繍びょうになってしまう事が多いんです。

まず「コンタクトポイント」は、2本の歯がピッタリくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところになります。この隙間には歯ブラシの毛先は物理的に入りません。しかしそれでも大きさ数マイクロメートルの細菌は入り込み、プラークを形成し酸を出して、虫歯のもとになります。ここに残った磨き残し(プラーク)はフロスでないととれません。

歯が隣り合ったところの「歯の根元周り」は、上の歯でも下の歯でも、根元周りには歯ブラシが当たりにくく、溜まったプラークはやがて時間とともに病原性を増し、歯周病の原因となります。特に歯の裏側の場合、表側よりもいっそう歯ブラシが届きにくいです。
ここに溜まったプラークを取り除くには、フロスや歯間ブラシを根元周りに沿うように当ててから、磨く必要があります。
歯の根元周りを清掃するには、フロスならば、コンタクトポイントに通した後に、そのまま根元周りまでフロスを持っていき、歯肉の溝に糸に優しく少しだけ入れ込んでから、歯の根元から歯の先端へと繰り返しフロスを動かします。
一方、歯間ブラシならば、歯と歯の間に押し込んだあと、歯の根元の表面にブラシの毛先が当たるように傾けてから動かします。

このとき気をつけていただきたいのが、歯と歯の間にある「歯間乳頭」を傷つけないようにすることです。歯間乳頭は、断面図で見ると凹状に凹んでいて、そこにプラークが溜まりやすい構造になっています。フロスや歯間ブラシを通すことで、このへこみのプラークはある程度落ちるのですが、凹部分の盛り上がった歯肉にフロスや歯間ブラシが直接当たるのが繰り返されると、歯肉が傷ついて歯と歯の間に目立った隙間が生じてしまいます。

では、歯間乳頭を傷つけないように清掃するには、フロスや歯間ブラシをどう動かせばよいのかというところですが、まずはフロスから説明します。

①入れるときはのこぎりを引くように斜めにスライドさせながら挿入します。このときぐっと押し込むように入れてしまうと歯間乳頭に食い込んでしまい、痛みが生じます。

②次は歯に沿わせるようにして、歯茎の溝に優しく入れ込みます。

③最後は歯の表面に沿って、歯の根元から先端方向に向かって、書き出すようにフロスを動かします。

続いて、歯間ブラシの使い方についてです。

①まずは挿入するのですが、このときの角度がとても重要です。歯間乳頭の頬側の盛り上がり部分の角度に合わせて、斜めに挿入します。上の歯なら、斜め下方向に、下の歯なら斜め上方向に。そっと優しく入れましょう。

②次に、歯間乳頭の舌側の盛り上がりの部分の上を通過するように、垂直方向に角度を変えます。正しく傾けられていれば、歯間乳頭を傷つけることなく歯間ブラシを挿入できます。

③最後に歯間ブラシを水平方向に傾け、歯の根元周りにそわせます。コンタクトポイントのすぐ下から根元周り磨きます。ワイヤーでなくブラシの毛先を当てるようにします。力を入れてゴシゴシすると、歯を傷つけますし、ワイヤーが反発して反り返って根元まわりに当たります。

これまでフロスと歯間ブラシの使い方についてお話しましたが、とてもコツが必要だったり、難しくてできないこともあると思います。そんなときは私達スタッフがお手伝いいたしますので、遠慮無くお申し付けください。

子どもの自分みがきについて

 皆さん、こんにちは!歯科衛生士の田中です!
涼しくなってきましたがコロナの感染者は増えていますので皆さん体調管理には気をつけてくださいね!!
 当院では先週、院長がコロナ抗原検査のキットを購入してくださり、スタッフ全員で検査をしました!!
スタッフ全員陰性でした!!感染予防のために換気設備やゴーグルなどの対策をしております!!

 今日は子どもの自分みがきについてお話しします。
子どものはみがきの習慣づけには『自分みがき』が大切です!!
毎日お子さんに自分みがきさせるのはたいへんだと思いますが、将来のことを考えるととても大事になってきます!!
子どもは7歳までは1本1本みがくのができないので『毛先を歯に向ける』『順番を決めてみがく』などの習慣づけ&練習を毎日続けることが大事になってきます!!細かい動きができないので歯ブラシの持ち方はグーの持ち方や逆手の持ち方で歯の表はこんにちはのみがきかた(毛先が自分にくる持ち方)で、裏側はさようならのみがきかた(毛先が自分と反対側になる持ち方)で行います。また、8〜9歳になると個人差はありますが細かい動きができるようになります。
 はみがきの上達には歯ブラシの選び方が重要になってきます。
乳幼児はグーや逆手で持ちやすい太めの持ち手の歯ブラシを使用し、成長とともに鉛筆持ちがしやすい細めの持ち手の歯ブラシを選ぶことをオススメします。
歯ブラシは毛先が開いていると、上手に動かせていても毛先が思ったとことに届かず汚れが取れないので毛先が開いたら交換を心がけてくださいね!
 
 私は歯科衛生士として子どもたちと触れ合っています。最近、口腔機能発達不全症の子たちが見受けられます。
口腔機能発達不全症とは食べる・話す機能が獲得できておらず、専門的関与が必要な疾患のことです。症状としては、主にリラックスしているときにお口が空いている状態(ポカ〜ンとお口が空いている状態)やブクブクうがいができない、舌の位置が低い位置になっていて舌の脇に歯形がついている状態、噛まずに飲み込んでしまうというような症状です。
 治療内容としてはガムを使ったトレーニングや舌を上につけて「ポン」と音を出して離したり、りっぷるとれーなーという唇の筋肉を鍛える道具を使用する、正しい姿勢を意識するなどがあります。
 この機会にぜひ、おうちでテレビなどをみてリラックスしている時のお子さんの状態を観察してみてください!もし、「あれ?もしかして。。。」と思いましたら、スタッフまで声をかけてください!

低ホスファターゼ症について

 こんにちは。中里デンタルクリニック.アシスタント荒谷です。八戸でコロナクラスターが発生していて、みな様は大きな不安を感じながら過ごされていると思います。当院の感染対策は万全ですので、安心してご来院くださいませ。

さて、今回のテーマは「低ホスファターゼ症」ですが、あまり聞き覚えのない病気かと思います。骨や歯を作る酵素、アルカリホスファターゼ。この酵素が体内に少ないために、骨や歯の成長が妨げられてしまう先天性の病気を「低ホスファターゼ症」といいます。重症型のお子さんの場合は、出生と同時に診断がつき、治療を開始しますが、軽症型の場合、体の骨にはほとんど問題が見られないため、見逃されたまま、成長してから影響が出てくるケースも見受けられます。実は、そんな軽症型の低ホスファターゼ症の早期発見に役立つのが歯科への受診です。「歯の生え変わりにはまだ早いのに、乳歯が抜けてしまった」というときには、念のため、抜けた歯を歯科医院にお持ちになり、受診されてください。

 低ホスファターゼ症の患者さんでは、症状の重さにバリエーションがあります。重症型の場合、胎児のときから診断がつくなど、まず見逃されることはなく、酵素の補充治療が開始されます。一方、軽症型など「この子は骨折しやすいなぁ」「体が小さいなぁ」「歯が弱いなぁ」気がかりに思いながらも、体の骨に深刻な問題がなく、日常生活に支障がないと、それが病気の影響だとは気づかず、治療の機会を逃してしまう方がいます。良い薬が開発され、重症型の方が救われるようになった今、次の課題として注目されているのは、「軽症型の患者さんをどう救うか」です。軽症型スファターゼ症のお子さんに起きやすいのが、乳歯の早期脱落です。体の骨には症状がでず、歯だけに症状が出る患者さんもいます。永久歯の生え変わりの時期になる前に、乳歯の前歯がグラグラして抜けてしまう、ぶつけた拍子に抜けてしまうこともあり、特に下の前歯です。永久歯に生え変わるのは6歳頃ですので、「4歳になる前に乳歯が抜けたり、グラグラしていたりする時は小児歯科を受診しましょう」と注意喚起をしています。乳歯が抜けたことをきっかけに、小さいときに病気が見つかれば、すぐに治療が始められます。

【隠れ低ホスファターゼ症の早期発見に役立つチェックポイント】
□4歳になる前に乳歯の前歯が抜けた。
□抜けた歯に根っこがある。
□抜けた歯の周りの歯もグラグラしている。

低ホスファターゼ症は「10~15万人に1人の希少疾患」と言われていますが、これはあくまでも重症型の患者さんのことを指しています。軽症型の患者さんは数百人に1人いるので、例えば小学校に1人いてもおかしくはないということになります。以上のチェックポイントで、ぜひ、早期発見につなげていただき、あてはまる場合は、歯科医院に受診されてください。

「歯科衛生士」になるまで!

皆さんこんにちは!

中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。

そろそろ8月も終わり、段々と秋の気配も感じられるようになってきましたね。体調管理には気をつけて、引き続き、「手洗い・うがい・消毒」は大事に行っていきたいですね。

 

さて、前々回のブログで「歯科衛生士」の職業についての詳しい投稿がありましたが、皆さん見て頂けたでしょうか?今回はその続編ということで、「歯科衛生士になるまで学校でどんなことを学んでいるのか」を詳しくお話できればと思います。

 

まず、「歯科衛生士」は国家資格なので、毎年3月に行われる「歯科衛生士国家試験」に合格する必要があります。そして、その試験を受けるには最低でも3年間、歯科衛生士養成学校で知識や技術を習得しなければなりません。

「歯科衛生士」の業務は法律(歯科衛生士法)で3つに分類されています。①歯科予防処置②歯科診療補助③歯科保健指導です。(詳しくは前々回のブログで詳しく載っていますよ)この3大業務を適切に養うために、養成学校の授業は構成されています。講義では一般教養から歯科の専門分野を学んでいきます。実習では模型での練習から始まって、実際の人のお口を借りて行う練習に移っていきます。

 

①1学年

1年目の講義では主に一般教養学を学んでいきます。「解剖学」や「生理学」で身体全体のことを、「薬理学」でお薬のことだったり、「栄養学」で栄養に関することも学びます。実習では模型を使った「模型実習」が主になります。器具の使い方や姿勢を学びます。

 

②2学年

2年目に入ると、段々と歯科専門分野の授業が多くなってきます。「口腔外科学」では外科的なことだったり、「矯正歯科学」では矯正のことだったり、その他にも「歯科」について詳しく学んでいきます。実習では、提携する歯科医院や病院で、歯科医師や歯科衛生士の補助をする「臨床実習」が始まります。現場に触れる機会が増えることで、より専門的な知識が深まっていきます。

 

③3学年

3年目は、「歯科衛生士」になるということは「医療人」になるということでもあるので、「介護学」や「看護学」も学んでいきます。そして後半は国家試験対策に力を入れていく形になります。

 

そして、学校卒業、国歌試験を突破し、晴れて「歯科衛生士」になることができます!いかがでしたでしょうか?実際に私も、学校での3年間と国家試験を乗り越えて、今があります。このブログを読んで、少しでも「歯科衛生士」という職業に興味を持って頂けたら、幸いです☆

仕上げ磨きが大切なワケ

皆さんこんにちは!!
アシスタントの山内です。
夏休みの時期になり、当院でもお子さんの患者さんが増えてきて賑やかになってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか??
最近また暑くなり、温度差が激しくなっていますが、皆さん体調には十分に気をつけてくださいね!!

さて今回は、お子さんの話繋がりということで仕上げ磨きの大切さについてお話していきます。

お子さんがいる方、仕上げ磨きってしていますか??
年齢が上がっていくと自分で磨きたい!!やってみたい!!という子も多いと思いますが、それはそれで大丈夫です。
実はその後の仕上げ磨きがとっても大切で、12歳頃まではしていただきたいです。

なぜ、それくらいの年齢まで仕上げ磨きをしていただきたいかというと、6歳臼歯を守るためなんです。
6歳臼歯というのは、下の前歯の生え変わりと同じ頃に生えてくる永久歯の奥歯のことです。
この6歳臼歯ですが、お子さんが自分で磨くだけでは虫歯にならないように守るのがとても難しい歯です。

その理由は大きく分けて4つあります。

①噛み合わせ面の溝が深く、さらに側面にも溝があるため、歯磨きが難しい
②生えたての永久歯は柔らかいため、虫歯になりやすい
③生えかけの間は手前の乳歯との段差があるため、歯ブラシの毛先が届きにくい
6歳臼歯はこれまでに生えていた乳歯のさらに奥に生えてくる歯です。
そんなに奥にまで歯ブラシを当てようという習慣や意識はなかなかお子さんにはないと思います。

④奥側には歯茎が被さったまま、生えてくることも多い
歯茎の下に汚れが溜まって、掃除しようとすると痛い時もあります。
お子さんだけの自分磨きでは触らないようにする子も多いです。

6歳臼歯は大人の歯の第1号のため、今後長い人生で噛むのにたくさん使われる大切なワケ歯です。
詰めたり被せたりするのに削ることは歯の寿命を縮めてしまうことに繋がるので、どれだけ健康な状態で守っていけるかが大きなカギになります。

ですが、本当に仕上げ磨きこれであっているのかな??と不安になっている親御さんももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
ぜひ1度、歯医者を受診して正しい磨き方やお子さんのお口に合った歯ブラシを聞いてみてください。

歯科衛生士のお仕事大公開!

みなさんこんにちは、中里デンタルクリニック.歯科衛生士の木村です。

台風が過ぎ、温帯低気圧に変わったものの雨の日が続き、気温も一気に下がりましたね。体調にはお互い気をつけていきましょう。さて、私は歯科衛生士になって4年目になりました。今回はいつもと視点を変えて歯科衛生士についてお話ししようと思います。

 

みなさんは「歯科衛生士」という職業をご存知ですか?私たち歯科衛生士は、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。主な仕事の内容「歯科予防処置」「歯科診療補助」「歯科保健指導」の3つです。

 

①歯科予防処置

ここで行う主な業務は、フッ素塗布や、プラーク・歯石除去、シーラントなど、むし歯や歯周病予防として行う業務です。人が歯を失う原因の約90%がむし歯と歯周病です。この2つの疾患は国民の多くが罹患しています。むし歯と歯周病をコントロールすることで、いつまでも自分歯で食事をしたり、笑ったりできるのです。私たちはそのサポートをしています。

 

②歯科診療補助

ここで行う主な業務は、歯科医師の診療を補助することです。また、歯科医師の指示を受けて歯科治療の一部を担当するなど、歯科医師との協働で患者さんの診療にあたります。患者さんとのコミュニケーションも大切にし、信頼関係を築くことも大切な業務の一つです。一言で歯科診療補助と言っても範囲は広く、診療を円滑に行うための大切な役割です。

 

③歯科保健指導

ここで行う主な業務は、幼児期から高年期までの各ライフステージにおいて、全ての人対して、歯磨き指導を中心とした歯口清掃法の指導は、セルフケアのスキルアップを専門的に支援することです。むし歯や歯周病は生活習慣病です。そのため、治療よりも予防、さらに、本人自らが生活習慣を改善することが大切であり、正しい生活習慣やセルフケアを実行するための専門的な支援(指導)が不可欠です。いつまでも自分のお口で。そんな思いで患者さんと関わっています。

 

いかがでしょうか?歯科衛生士は一生の仕事です。診療所だけでなく、病院や保健所、幼稚園、学校、企業、介護老人施設など、本当に幅広く活躍できる場があります。時代とともに歯科のニーズは高まっています。しかし、歯科医院数に対して歯科衛生士の人数が、圧倒的に足りていないのが実情です。一人でも多くの人が歯科衛生士という仕事に興味を持ってもらえるよう、私も魅力を発信していきたいです。

当院でも歯科衛生士を募集しています。興味のある方は一度遠慮なく当院へご連絡頂ければと思います!

補綴の要!支台歯!

こんにちは!歯科助手の目時です。

夏休みも中盤、楽しい季節ですね!

気温も湿度も高いですが、熱中症には十分お気をつけ下さい!

 

さて、今回は『補綴の要!支台歯』ということで、

被せ物の土台である支台歯(しだいし)についてお話ししていきます。

 

 

 

補綴(ほてつ)というのは、被せ物や詰め物などのことをいいます。

その被せ物の土台となる歯のことを支台歯といいます。

 

この支台歯は外からは見えませんが、被せ物治療の精度を決めると言っても過言ではないくらい、とても大事な役割を持っています。

 

支台歯には大きく分けて2種類あります。

それは、「歯の神経を残したままの支台歯」か、「歯の神経がない支台歯」かです。

まず、神経を残したまま被せ物をする場合の支台歯についてみていきましょう!

 

【神経を残す場合】

神経が残っている歯に被せ物をする時、支台歯の削り方によっては治療後にしみてきてしまうことがあります。

歯の組織をなるべく残しながら、神経が刺激されにくいように形を整えることが求められます。

 

良い土台の条件として、「削る量は最低限にすること」が挙げられますが、特に神経を残したままの場合はこれが重要になるということです!

なるべく削らないということは、被せ物と神経の距離を保てるので比較的しみにくい支台歯になるわけですね。

 

逆に言えば、削る量が多ければ多いほど、神経と被せ物が近くなってしまい、噛んだ時の刺激や温度が神経に伝わりやすくなってしまうのです。

 

では、どのような形で整えるのが良いのでしょうか。

基本の形として、「台形型」が挙げられます。

噛む力が食事の際に繰り返し強く加わったときに、ついている被せ物が揺さぶられないようにするには、この「台形型」が向いているようです。

台形型にすると土台に対してしっかりとはまり、安定感が増します。そして劣化による段差や傷みを最小限に抑えることができるのだそうです!

段差ができにくいことで虫歯のリスクも減りますし、実は歯磨きも楽になります。

 

【神経を残さない場合】

神経を残さない支台歯の場合でも、形の基本は「台形型」です。この形にする理由としては、神経があってもなくても同じです。

 

その中でも違いは、神経を抜く場合には治療の過程で歯の組織を大きく削ることになるのですが、その分代わりとなる材料を使って土台を立てていきます。

 

土台を立てたらその固まった材料にぴったりと合うように被せ物を作っていきます。

 

その際、支台歯と被せ物のつなぎ目が滑らかで綺麗であることが求められます!

上記でもお話ししましたが、つなぎ目が滑らかでないと段差ができたり傷みやすくなったり歯磨きも大変です。

そのため、削って整える時点で、滑らかなつなぎ目になるように気をつけて削っています。

そうすると段差がないことで汚れも溜まりにくく、歯磨きも簡単できます。

 

 

いかがでしたか?

土台づくりは、良質な被せ物治療の基礎と言えます。

歯科医院は、被せ物治療の耐久性を上げるために、被せ物だけでなく見えないところまで精密な治療を行なっています。

しかし本当に長持ちさせるためには、患者さんご本人の毎日の歯磨きなど、ご協力がどうしても必要不可欠です!

 

ぜひ、被せ物を長持ちさせるよう一緒に頑張りましょう!

インフルエンザの感染はお口の中の細菌も影響します。

こんにちは!!中里デンタルクリニック.歯科助手の八幡です。

最近暑い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?夏バテになっていませんか?

今回は冬に流行するインフルエンザとお口の中の関係性をお伝えします。

虫歯や歯周病などのお口の病気にかかっている人や、お口の清掃が不十分な人はインフルエンザにかかりやすく、重篤になってしまうことが証明されています。

ウイルスは、細胞にくっついていて、そのなかに入り込んで生きる病原体です。まずはインフルエンザウイルスの感染から発症までの仕組みをご説明します。

鼻や口からからだに入り込んだウイルスは、鼻腔や咽頭などの上気道の粘膜に付着します。そして、ウイルス表面にある特殊な突起―HA突起(HA抗原)をカギのように挿し込んで、粘膜の細胞内に侵入します。

細胞のなかで増殖して仲間をふやすと、今度は表面にあるNA突起(NA抗原)をハサミのように使って、隣の細胞に飛び出し付着して入り込んでいきます。これが繰り返されてウイルスに浸された細胞が増えていき、インフルエンザが発症します。

お口のなかには、何百種類もの細菌が数百億も住みついています。細菌は、唾液や、歯と歯ぐきのあいだからしみ出る体液を栄養にして増えます(食べかすを栄養源にするというのは誤解です)。お口の病気にかかっていたり、お口の清掃が不十分だと、その数は数千億にもなってしまいます。

歯の表面につくられるプラーク(歯垢)は、「バイオフィルム」といわれる細菌のかたまりで、100%が細菌とそれがつくったネバネバ物質からできています。歯の表面だけでなく、歯周ポケットや舌、のどなどにもいろいろな種類の細菌がバイオフィルムとなって住みついます。それらの細菌が出す酵素は、上気道の粘膜を覆っている薄い膜を溶かしてしまします。すると、細胞表面のインフルエンザウイルスをキャッチするようになります。

レセプターが露出することで、HA突起やNA突起―つまりウイルスのカギとハサミのはたらきが助けられるので、ウイルス感染が広がりやすくなります。また、細菌がつくる毒素は、細胞に害を及ぼしてウイルスの侵入を許してしまいます。

だからはみがきでお口のなかの細菌を減らすということが大切になります。

実際、デイケアに通う要介護状態の高齢者に、歯科衛生士さんが週2回のお口の清掃をして、清掃の仕方も教えてあげたところ、インフルエンザにかかった人が少なくなったという研究報告もあります。

皆さんも食べたら磨くを意識して、これから流行するインフルエンザウイルス対策をしましょう。

じつはみんなドキドキ⁉︎  歯医者さんの麻酔の話

みなさま、こんにちは。
中里デンタルクリニック、受付の下舘です。
暑い夏がやってきましたね…。熱中症に気をつけて、こまめな水分補給をしてくださいね‼

 

今週は、「歯医者さんの麻酔の話」についてです。

 

歯科治療のなかでも不人気度がダントツ高い「歯科麻酔」。痛みを消し、治療を安全に行うために必須の治療ですが、「痛みを取るための麻酔注射が一番きらい‼」と言われるのがつらいところです…。「痛い」とか「怖い」とか言われやすい歯科ではこの残念なイメージを返上すべく、痛くない治療、怖くない治療のために努力を続けています。イマドキの歯科の麻酔事情をお伝えします。

 

「普通の注射と違って、歯科のはグーッと押されるようなにぶい痛みがある」と感じる方が多いのではないでしょうか⁉
歯科で行う麻酔にはいくつかバリエーションがあります。
・骨に染み込ませて効かせる【浸潤麻酔】
歯を削るとき、神経を取るとき、歯を抜くときなど、さまざまな治療で用いられています。麻酔を効かせたい場所の近くに麻酔薬を注入し、歯を支える骨へと浸み込ませ(浸潤させ)て神経に届かせます。大きな奥歯や、麻酔が効きにくい場合には、何本か注射することもあります。

 

・ つつーっとスムーズに効く【歯根膜注射】
浸潤麻酔と同じく局所麻酔(部分麻酔)の一種です。歯を包んで歯と骨をつないでいる靱帯「歯根膜」に麻酔液を注入し、歯の周りに一気に効かせる方法です。浸潤麻酔が十分に効かないときに用いられる方法で、追加の麻酔注射として行う場合もあります。麻酔薬が神経に届きやすくスムーズに効くのが利点です。

 

・ 広範囲にしっかりと効く【伝達麻酔】
局所麻酔(部分麻酔)の一種ですが、浸潤麻酔や歯根膜注射よりも広く長く効きます。あごを通る太い神経近くに麻酔薬を注入するので、例えば下あごの神経一ヵ所に注入するだけで、下あごの片側の広い範囲の歯に効きます。親しらずの抜歯やインプラントの手術や、骨が厚くて浸潤麻酔がなかなか効かないかたの奥歯の治療などに用いられます。

 

なかでも患者様の多くが体験しているのが、局所麻酔(部分麻酔)の代表格「浸潤麻酔」という注射です。痛みには大きく分けて3種類あります。
❶針を歯ぐきに刺すときのチクリとする痛み
❷刺した針をさらに奥に進める痛み
❸麻酔液をグーッと注入する痛み
❶と❷は内科の注射でも感じる痛みです。歯科で特徴的なのが、❸の麻酔液を注入するときの、強く押されるような鈍い痛みです。これは歯を支える骨にピタリとくっつきパリッと張っている歯ぐきの下に麻酔薬を注入するときに起こる「圧迫痛」です。腕の皮膚のような伸縮性がない歯ぐきには、麻酔薬がスッと入るような遊びがありません。そのため麻酔薬が注入されると、圧迫痛がでやすいのです。

 

また、ある程度の強い圧をかけないと麻酔薬を歯ぐきのなかに注入できないので、麻酔注射の痛みやストレスを可能な限り抑えるための改善策として開発されたのが「電動注射器」です。ピストルみたいな見た目はけっこう驚きますが、自動制御で麻酔薬をゆっくりと一定の速度で注入できるため、圧迫痛の軽減に大変役立っています。そのほか、最初の針を刺す痛みを抑える「表面麻酔」(針を刺す位置の歯ぐきの表面に効かせて、針の刺さるチクッとする痛みを抑える)も行います。もちろん当院も行っていますので、ご安心ください‼

 

『よくある疑問』
・麻酔が効きやすい人と効きにくい人がいるの?
→麻酔が効きにくい人、それは骨ががっちりしていて浸潤麻酔が骨にしみ込みにくい人です。
・炎症がひどいほど麻酔が効かない⁉
→炎症が激しいと、患部にできる酸が弱アルカリの麻酔薬の効き目を打ち消してしまいます。普段の倍注入しても効かず伝達麻酔が必要になるケースも…。
・1本の歯に何度も麻酔を打つのはなぜ?
→麻酔薬を歯の根全体に届かせる必要があるからです。特に奥歯は根の本数が多いため、麻酔薬を多く注入します。予想より骨が厚かったり炎症が激しいケースは、追加の麻酔が必要になることが多いです。
・麻酔後のジ~ン、気になる…
→特に伝達麻酔ではしばらく麻酔が切れません。軽いしびれが気になって触ったりするとキズや腫れの原因になります。お食事は口のなかやくちびるを噛みやすかったり、熱さも感じにくくヤケドの恐れもありますので、麻酔が切れるまでは我慢をお願いします。

 

さらに、歯科治療がすごく苦手…という方におススメが「笑気鎮静」です。
いつも不安でドキドキする方に治療のストレスを大幅に緩和できる「笑気鎮静法」という麻酔の一種で、鼻につけたマスクから低濃度の笑気(亜酸化窒素)と高濃度の酸素を吸います。ドキドキや緊張がやわらぎ、治療中もリラックスできます。点滴で麻酔薬を投与する全身麻酔とは違って意識があるまま治療が受けられるので、歯科医師とのコミュニケーションも全く普段通りにできます。この麻酔法は、もっぱらリラックス効果を目的とするものなので、さきにご紹介した浸潤麻酔、歯根膜注射、伝達麻酔、表面麻酔などの局所麻酔と併用します。歯科では古くから導入されていて、歴史のあるたいへん安全性の高い方法です。

 

「歯医者さんの麻酔」少しお分かりいただけましたでしょうか?
当院にも笑気鎮静器があります。お約束の際に、スタッフへ「笑気使えますか?」とお気軽にお声がけください♬