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歯科のレーザー治療

こんにちは。中里デンタルクリニックのアシスタントの下舘です。 だんだん暖かくなってきましたね。まだ朝・昼・夜の寒暖差がありますので体調を崩さないように、皆様お気をつけください。   今回は歯科のレーザー治療についてです。歯科でレーザー!?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は歯科でも20年以上前からレーザーを用いた治療が行われています。とはいえ、レーザーを用いなくても、歯科医師の技術により的確な治療を行うのは十分に可能です。ならなぜレーザーが使われるのか…それはレーザー光という従来の器具より薄く細い、極小範囲にアプローチできる技術を利用することで「最小限に侵襲が抑えられるから」です。つまり、体の組織へのダメージが最小限にできるということです。その結果、患者さんが治療時に感じる痛みや不快感が軽減されますし、何より治るまでにかかる時間が短くなります。 【メリット】 ・「侵襲の少ない治療」ができる為、治療時の痛みや不快感が軽減される。 ・麻酔をしないか、使用しても少量で済む。 【デメリット】 ・極小範囲に当てていく細かな作業になるため、1回の治療時間は長めになる。 ・治療内容によっては自費治療となることもある。   レーザー治療のよくある疑問を紹介します。 Q.治療を受けるときの注意点はありますか? A.保護メガネを必ず着用してください。治療前に保護メガネ(ゴーグル)をお渡ししますので、必ず着用をお願いいたします。もしレーザーが当たって焼けてしまっても、皮膚なら回復は見込めますが、眼には治療法がありません。歯科で使われるレーザーの光は目に見えず、射光だけでなく反射光や散乱光も危険です。レーザーの波長によっては、網膜にまで入ってしまうこともあります。   Q.治療を受けられない人はいますか? A.以下のかたはお申し出ください。 ・ペースメーカーを入れているかたは教えてください。日本製のレーザー機器は、大半が電磁波を抑制するようにうtくられていますが、万一を考えて機器本体と患者さんの距離を話すようにします。 ・酸素吸入器を利用しているかたは、引火のおそれがあるのでレーザー治療は受けられません。血液サラサラのお薬を飲まれているかたでも、問題ありませんし入浴や運動を控えるなど、治療後に気をつけていただくこともありません。   Q.麻酔はしなくてもいいんですよね? A.場合に応じてすることもあります。「痛みのない治療」と言われることの多いレーザー治療ですが、まったく違和感がないわけではありません。レーザーを当てたとき特有のチクチクした感じはありますので、気になる患者さんには麻酔をさせていただきます。ただ、従来の治療よりは麻酔をする頻度は少なめです。   どこの歯科医院でもレーザー機器を導入しているわけではありません。またレーザー機器にも種類があり、レーザーの波長によって得意不得意があり、これひとつですべての治療ができるというレーザーはありません。レーザー治療を行っているかどうか、歯医者さんに聞くか、ウェブサイト(ホームページなど)をご参照ください。