むし歯は遺伝するのか?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。

段々と肌寒くなり、秋が近づいてきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれもお気をつけください。

 

さて、本日のお話は「むし歯は遺伝と関係しているのか?」についてです。

「むし歯は遺伝すると聞いたから心配」と思われる保護者の方々は多いのではないでしょうか?その説の根拠は科学的に「多少はある」と言えますが、むし歯の予防法は確立されていますので、同じく科学的に予防できると言えます。

むし歯の発生には、複数の要因が関係しています。歯の質や形、糖質、細菌、唾液の質や量などで、それらが悪い状態のまま長い時間が経過すると、むし歯菌が作った酸により歯が溶けてしまいます。

歯が酸に弱ければむし歯になりやすく、酸に強ければむし歯になりにくいです。歯の質には生まれつき差がありますが、フッ素配合歯みがき剤を使って歯みがきをしたり、歯医者さんでフッ素塗布を受けることで、後天的に歯のエナメル質を強化できます。歯ブラシでは十分にみがけず、むし歯になりやすい歯の溝を樹脂で埋めるシーラントも有効です。

また、むし歯は糖質、つまり食生活の影響を大きく受けます。甘い物をだらだら飲んだり食べたりするのは良くありません。唾液にはむし歯菌が作った酸を中和し洗い流す効果がありますが、それはすぐには発揮されず、40分くらい時間がかかると言われています。おやつの時間を決めず、テレビを見ながら、ゲームをしながらなど、しょっちゅう甘い物を口に入れていると、唾液の作用がいつまでも働きません。すると歯の表面に常に酸があることになり、むし歯になってしまいます。食生活は家庭環境による影響が大きく、「親にむし歯が多い子どもにも多い」と言われるのは主にこれが理由です。

むし歯の原因になる細菌のかたまりは、歯に付着したプラークですので、むし歯予防に歯みがきは欠かせません。さらに、デンタルフロスで歯と歯のあいだのプラークを取り除きましょう。お子さんにはY字タイプのフロスが使いやすいです。慣れないうちは、奥歯のあいだや上の前歯のあいだなど、むし歯になりやすいところだけでも大丈夫です。毎日できるといいですが、まずは週2回からチャレンジしましょう。

 

それでも完全にはみがけませんので、歯医者さんに定期的に通って、歯みがき指導を受けたり、お口をクリーニングしてもらいましょう。むし歯チェックしてもらうことも、もちろん大切です。中里デンタルクリニック.ではいつでもご連絡お待ちしております!