歯の本数と眠りの長さ・短さ

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニックアシスタントの石橋です。毎日蒸し暑い日々が続きますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は歯の本数と眠りの長さ・短さについてお話したいと思います。

睡眠中、息苦しくて目覚めてしまうことはありませんか?
寝ている時に下あごが下がり、舌が落ち込んで気道が狭くなったり塞がったりすると、いびきをかいたり呼吸がしづらくなります。これが深刻なレベルで生じて、日中の生活にも支障をきたす状態は、「閉塞性睡眠時無呼吸」といわれます。
閉塞性睡眠時無呼吸は、寝ている時に下あごがのどの方に下がり、舌などのお口の粘膜が気道をふさいでしまうことが原因のひとつです。となると、歯が抜けてまったくなくなってしまった人は、下あごの位置が変化して、それが睡眠にも影響を及ぼすのではないかと考えられます。
65歳以上の高齢者2万548人に、「残っている歯の本数」と「1日の睡眠時間」を伺いました。そのうち、「歯が20本以上ある人」と「歯が0本の人」の結果を抜き出して、睡眠時間ごとにどれくらいの割合(%)だったかを整理しました。
両者とも6~8時間睡眠のかたが多いのは変わりありません。しかし注目なのは、10時間以上眠るかたが「歯が20本以上ある人」は2.8%なのに対し、「歯が0本の人」は9.0%もいました。また、4時間以下の睡眠のかたも、「歯が20本以上ある人」は2.3%なのに対し、「歯が0本の人」は3.3%でした。
2.8%と9.0%。2.3%と3.3%。これらの数値を年齢などを考慮したリスク比で見ると、「歯が0本の人」が長時間睡眠であるリスクは1.8倍、短時間睡眠であるリスクは1.4倍となります。
閉塞性睡眠時無呼吸のせいで眠りが浅くなるので短時間で目が覚める、または眠りが浅くなるので快眠できず、なかなかベッドから離れられなくて睡眠時間が長引く――――「歯が0本の人」の眠りが短い、あるいは長いのは、それが理由かも知れません。
閉塞性睡眠時無呼吸の有無にかかわらず、そもそもむし歯や歯周病で痛みや不快感があったら、快眠できませんよね。良い睡眠の為にも、歯の健康に気をつけたいものです。

〈閉塞性無呼吸スクリーニング〉
3つ以上当てはまったら中等症以上の可能性大です!

Q1 いびきは大きいですか?
Q2 疲労や倦怠感、昼間の眠気をしばしば感じますか?
Q3 睡眠中に呼吸が止まっているのを指摘されたことはありますか?
Q4 高血圧ですか?あるいは現在血圧の治療を受けていますか?
Q5 BMI値は30以上ですか?
Q6 50歳以上ですか?
Q7 首の周囲径は40cm以上ですか?
Q8 男性ですか?