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どうして歯がしみるの!?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。 6月に入り、梅雨なのか雨の日が続いていますね。気温が急激に低くなる日もあるようですので、くれぐれも皆様、体調にはお気をつけください。   さて、今回の話題は「歯がしみる」症状についてです! 冷たいものを食べるとしみる。甘いものを食べるとしみる。歯ブラシを当てるとしみるというのが、知覚過敏によくある症状です。 知覚過敏は、歯の外側を覆うエナメル質が欠けたり、割れたり、削れたりすることで、歯の内部の象牙質が部分的に露出してしまうことで起こります。 象牙質には、刺激を神経に伝える細い菅(象牙細管)が無数に開いています。象牙質が露出すると、冷たいものや甘いものなどの刺激がこの管にダイレクトに伝わり、痛みを感じる、つまり「しみる」のです。   知覚過敏は「象牙質の露出」が原因なので、むし歯ではありません。ですが、「しみる」という症状は、実はむし歯に由来していることもあります。 「黒くなっていない」「穴になっていない」キレイに見える歯でも、歯と歯の接する面からむし歯になり、歯の内部で広がってしまうパターンも考えられます。 内部で大きくむし歯になっているのに、外からは全く見えないというのは、恐ろしいですよね。歯と歯の間のむし歯は「レントゲンを撮らないとわからない」ものなのです。   むし歯は、適切な予防や治療の方法が確立されている病変です。早期に発見できるほど、進行を防ぐ選択肢があり、削って詰める範囲も最小限で済みます。 知覚過敏でしみるのかと思っていたら、実はむし歯だったという場合、気づかずに放っておくと、さらにむし歯が進行してしまいます。「ちょっとしみるな」というときでも、症状があるならレントゲンを撮ることが早期発見につながりますので、勧められた際は、ぜひレントゲン検査にご協力いただければと思います。   もしも、最近「歯がしみるな〜」と少しでも感じていましたら、中里デンタルクリニック.へお越しください!その原因が知覚過敏であるのか、それともむし歯なのか、レントゲン写真をお撮りして、きちんと診させていただきます。 また、中里デンタルクリニック.では治療の一環として「唾液検査」を行っています。今現在の患者様のお口の環境状態を唾液から数値化します。「むし歯菌の活動量」や、「お口の中の酸性の傾き具合」などを割り出し、むし歯になりやすいのかがわかります。もちろん、どうすればむし歯になりにくいお口の環境にできるのか対処法も詳しくご説明しますので、ぜひ「唾液検査」も参考にむし歯予防していただければと思います!