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虫歯の色々♪

皆さんこんにちわ。中里デンタルクリニック歯科衛生士の松田です。最近暖かくなってきましたね!やっと春の気温になってきて桜が咲くのが楽しみですね。今年度から新人さんも二名入ってきてくれました!ふたりとも練習や診療をとても頑張ってくれています! さて今回は虫歯のいろいろなお話をしていきたいと思います! まずは、「砂糖を取りすぎると虫歯になる」なんて話、子供の頃から耳にタコができるくらい聞いてきましたよね。ところが世界を見渡すと驚き。日本は砂糖を取る量が少ないのに虫歯が多い国だったのです。そもそも日本人の砂糖摂取量は多いと思いますか?少ないと思いますか?海外のお菓子を食べたことがある方、海外旅行でお店のデザートを食べたことがある方、やたらと甘くて驚いた経験はありませんか?そう、日本は多くの国と比べて砂糖摂取量は少ないんです。自動販売機を見ても、たしかに無糖のお茶などが多いですよね。となると虫歯の数は少ないはずなのですが、実際のところどうでしょう。砂糖摂取量に対して虫歯になる数のほうが高いです。その理由として「日本はフッ素の利用がすくないことが重要な理由である」とされています。砂糖はお口の中の細菌の栄養となり、その過程で、細菌が出す酸が歯をゆっくりと溶かし、虫歯の原因となります。しかし、歯は溶けるばかりではなく、唾液からリンやカルシウムが補われて修復されますし、歯磨き剤などに含まれるフッ素がお口の中に存在すると、修復が促進されたり、歯の質が強化されます。このことから、砂糖を控えるよりむしろ、歯磨き剤にや洗口液、歯科での塗布など、様々に利用されているフッ素をうまく用いることが、日本の虫歯をへらすために重要だと言えるでしょう。 続いて乳歯の虫歯のお話です。皆さんは「乳歯が虫歯になってもどうせ抜けるんだし問題はないんじゃない?」と思ったことはないでしょうか。ですがこれは間違いで、乳歯の虫歯が永久歯に影響する可能性もあると言われているのです。具体的には、大きさとできた時期によっては乳歯の下で育つ永久歯の形成不全を起こしてしまう可能性があるということです。乳歯の虫歯のある口腔環境に新たに永久歯が生えてきたら、永久歯も無視番なりやすいです。大切な永久歯のためにも、治療を受け、虫歯にならないようにしましょう。 虫歯でよく噛めなかったり、発音しにくいと、食べる、話すといった重要な機能が育つ時期だけに、その妨げになってしまう恐れもあります。もしも早くに乳歯を失うと、永久歯の歯並びにも影響します。乳歯は永久歯を正常な位置に生えるように導く先導役だからです。それに歯は、見た目も大事です。お友達に「なぜ歯がないの?」と言われたり、友達関係にも影響することもあるようです。乳歯の神経を取るというと、「下の永久歯までつついてしまうのでは?」と心配されるご両親もいらっしゃると思います。でも大丈夫です。乳歯だけ治療できますのでご安心ください。 とわいえ虫歯は、削って治す様になる前に止めたいものですね。そのためにはまず予防することが大事になってきます。このことから、お子様に限らずすべての方に定期検診をおすすめしております。虫歯の原因となるバイオフィルム(細菌の膜)が酸ヶ月でつくと言われており、歯ブラシでは落としきれません。ですので、当院専用の器械をつかってバイオフィルムを落としていく必要があります。また定期検診では磨き残しを染め出すことで見えるかすることができますので、さらなる口腔内環境の工場を図ることができます!定期検診を受けている方とそうでない方だと9本もの差が出ると言われておりますので、今から定期検診に通っていただいて少しでも多くの歯を守っていきましょう!