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部分入れ歯を始めて選ぶあなたに

みなさんこんにちは、歯科医師の小松です すっかり寒くなってきましたね。雪も降り始めてきているので健康には気をつけてください 本日は部分入れ歯についてお話ししたいと思います 歯が抜けたところを補う治療はブリッジやインプラント、部分入れ歯があります。中でも健康な歯を削りたくない、侵襲性の大きい治療はしたくないなどの方に選ばれることの多いのが部分入れ歯です。ただ部分入れ歯にも多くの種類があり保険と自費などもあります。 部分入れ歯は噛む力が伝わりづらかったり、慣れるまでは違和感があったり、種類によっては留め金が目立つこともあります。しかし、その一方で対応できるケースが幅広く外科処置が不要で歯が削る必要がないといったメリットがあります。 失った歯によって設計が異なりますが構成するパーツには共通しています まずは人工歯と義歯床。人工の歯がピンク色の歯科用プラスチックによって支えられています。歯を失った部分が左右にある場合は義歯床を繋いだ方がより連結できます。そのためのパーツが大連結子です よく噛める部分入れ歯に欠かさない要素は「噛んだ時に動かない」ことです。噛んだ時にグラグラ動いてたりしたら、痛みがでます 動かないように固定するのにはバネの固定部分です。バネにはクラスプという部分とレストと呼ばれる部分が必要です レストは歯に欠ける小さなくぼみのことです。この部分は歯を少しだけ削る必要があります。これが前処置と呼ばれるものです 削る部分はおよそわずか0.5ー1.0mmのみです 続いては保険と自費の違いです。よく噛めるための処置前の部分と型取りは保険も自費も変わりません。しかしもっと快適にかみたい。見た目をよくしたいなどの部分で大きく変わってきます 保険の入れ歯の部分は基本的にアクリルレジンというピンクのプラスチックの部分で作られています。厚みがあると壊れやすいですが違和感が大きいです。しかし、薄すぎると違和感が少ないですが壊れやすいです。 自費の入れ歯になるとアクリルレジンではなくチタンという床の金属に変わります。チタンは薄くてもかなり丈夫で壊れる心配はほとんどなく、熱の伝導性もかなりよく、違和感はほとんどなくかなり有効に使うことができます また当院の自費の入れ歯にはスマイルデンチャーというのを使っています。スマイルデンチャーであればバネの部分も特殊なプラスチックな部分に変わり、見た目にかなり有効になります。 他の人から見ても入れ歯を入れてるとは判断しづらく多くの人が選ばれています 入れ歯を入れるということに精神的な問題もありますが、気になる方は一度相談してください