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セルフケアのための歯磨剤テクニック

みなさま、こんにちは。 中里デンタルクリニック、受付の下舘です。 今年も残り2ヶ月をきりました。今のうちにお口のメンテナンスを受けて、2020年を有意義に過ごしてみませんか!?   今週は、「セルフケアのための歯磨剤テクニック」についてです。   毎日使う歯磨き剤のチョイスは、お口の健康にとても大切です。ですが、様々な歯磨き剤があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。自分のお口にぴったり合った歯磨き剤を選ぶためのヒントをいくつかご紹介します。   そもそも歯の着色はどうやって起こるのか、また落とすのか。白くてきれいな歯はとても魅力的ですよね。でも、「歯を毎日磨いているのに着色が付くのはなぜ?」と感じる方も多いのではないかと思います。歯の着色(ステイン)の原因や着色対策に効果的な歯磨き剤をご紹介します。歯の着色でお悩みの方は必見です!!   着色のメカニズムは、専門的には歯の表面のカルシウムに「ぺリクル」と呼ばれる唾液タンパクが付着し、その上に着色性の色素、タンパク、金属イオンなどが重なって少しずつ色が濃くなっていくと言われています。イオウが仲立ちをしている事もわかってきました。 では、歯の着色を招くものにはどんなものがあるのか。まず思いつくのが食品です。特にポリフェノールをたくさん含んだ食品はもっとも着色の原因になるとされています。 最近は健康志向の高い方も多く、抗酸化作用の高いポリフェノールを積極的に摂る傾向があります。お茶のカテキン、赤ワインのタンニン、コーヒーのクロロゲン酸、チョコレートのカカオマスポリフェノール、ブルーベリーのアントシアニンなどが有名です。炭酸飲料や酢、レモンなど、酸性のものや柑橘系のものをいっしょに摂ると、着色しやすくなるともいわれます。黒酢を飲む人が着色しやすいのはその例ですね。 食品以外では、ヤニの原因となるタバコのタールはもちろん、一部の医薬品、洗口剤、うがい薬なども着色の原因になることもあります。   では、どうやって着色を落とすのか…。ほとんどの人は、歯ブラシでこするのではないでしょうか。もちろん歯磨き剤をつければ清掃剤の(研磨剤)の効果で着色を落としやすくなります。でも、あまり毛の硬い歯ブラシや、研磨剤の強い歯ブラシでゴシゴシやるのはおすすめできません。硬い歯の表面も、傷付いたりすり減ったりするからです。 歯磨き剤の中には、着色汚れを落としやすくする成分が含まれているものもあります。当院では、「supersmile(スーパースマイル)」をおすすめしております。独自成分の「カルプロックス」は歯の着色汚れ(ステイン)を形成するタンパク質の膜(プロテインぺリクル)を特異的に分解します。従来の歯磨き剤は歯の汚れを削り取り、エナメル質まで傷つけてしまっていました。スーパースマイルの「カルプロックス」はエナメル質を傷つけることなく効果を発揮する、独自開発の成分です。また、フッ素も配合されています。 使い方は「歯ブラシを濡らさずにつけること」です。通常、歯磨き剤は歯ブラシを水で濡らしてから歯磨き剤をつけます。しかしスーパースマイルの場合は、乾いた歯ブラシにそのまま歯磨き剤をつけます。「カルプロックス」は、唾液と反応して「タンパク質」を分解しますので、乾いたままの状態で使用し、唾液とよく交わるようにします。ホワイトニング後のケアにもお使いいただけますので、手軽にホームケアできますね!!   当院では、着色を落とす「自費クリーニング」もございますので、お気軽にスタッフまでお声がけください♬