自分に合った歯みがき剤を選ぶコツ

皆さんこんにちは!

中里デンタルクリニックの歯科衛生士の堀内です。

今年もあっという間に寒い季節になりましたね。皆さん、体調には充分にお気をつけください。

 

さて、今日のお話は、歯を磨く時には欠かせない歯みがき剤についてのお話です。

皆さんはどのような歯みがき剤を使っていますか?

現在、市場にはたくさんの歯みがき剤がありますが、そのほとんどには「フッ素」が配合されています。

*よく耳にするフッ素とは?

実は、フッ素は自然界のさまざまなものに含まれていて、緑茶、野菜、肉、水産物などの食品にも含まれています。

そして、私たちのからだの歯や骨にも含まれています。

また、フッ素には、次の3つの働きがあります。

①歯から溶け出したカルシウムなどのミネラルが歯に戻る作用をスピードアップする。

②歯の結晶のなかに取り込まれ、むし歯になりにくい硬くて丈夫な歯をつくる。

③抗菌作用によってむし歯菌が増えるのを抑える。

*フッ素にはどんな種類があるの?

フッ素の具体的な成分として、「フッ化ナトリウム」と「モノフルオロリン酸ナトリウム」がほとんどを占めていて、これらが入っていれば「薬用」であり、よく聞く「医薬部外品」ということになります。

フッ化ナトリウムは、歯のもっとも表面ですばやく反応するといわれています。

一方、モノフルオロリン酸ナトリウムは、唾液と反応してフッ素を出しながら、歯の表面から深いところまでゆっくりと届いていくといわれています。

むし歯予防効果はどちらも同じくらいなので、他の成分との相性で、どちらを配合するか決められることが多いです。

*フッ素濃度の上限が1500ppmに!

これまで日本では、歯みがき剤のフッ素濃度は1000ppmが上限とされていましたが、2017年に厚生労働省より、1500ppmを上限にすることが認められました。

実際の製品では、上限である1500ppmを超えないように、少し少なめの1450ppmとして製造・販売されています。

濃度が上がったことで、大人のむし歯予防を意識した製品も登場しています。

大人のむし歯は、歯ぐきが下がって露出した歯の根の部分や、被せ物と自分の歯の境目から進行するので、より多くのフッ素が期待できる1450ppmの製品が予防効果が高くなります。

ですので、大人むし歯が気になる方は、1450ppmの製品をオススメします。

なお、お子さんへの使用に関しては安全性を重視し、「6歳未満には使用を控えるように」と国内では推奨されています。パッケージの注意書きにも記載されていますので、ご注意ください!

歯みがき剤をうまく選ぶためには、まず、お口の中の状況を理解することが大切になってきますので、一度、歯科医院で受診して頂くことをオススメします。中里デンタルクリニックでも、いつでもお待ちしております!