洗口液を使ってみよう!!
皆さんこんにちは!!
中里デンタルクリニックアシスタントの山内です。
11月になり、寒さがより一層厳しくなってきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「洗口液」についてお話しします。
様々な製品が販売されている「洗口液」。
歯周病予防に使ってみたいけど、たくさんあってどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
お口の状況は人によって異なるため、基本的にはその人のお口に合ったものを歯科医院で選んでもらい、使い方を教えてもらうのが一番です。
とはいえ、洗口液とはどういうものなのか理解しておくことで、自信を持って使い続けられます。
液体タイプのオーラルケア製品を選ぶ時には、まずはそれが「洗口液」であるか、それとも「液体ハミガキ」であるかにも注意する必要があります。
洗口液も液体ハミガキも同じようなボトルに入っていて、ドラックストアなどでは同じ棚に並んでいるので、この2つを混同して使っている方は意外と多いです。
洗口液は基本的には「歯磨きをしてから使う」、液体ハミガキは「使ってから歯磨きをする」というように使う順番が全く逆です。
洗口液には、殺菌成分の他にも歯茎の炎症を抑えたり、バイオフィルムの形成を抑制したりする成分が入っているものがあります。
洗口液を選ぶ際には、「歯茎の腫れを抑えたい」「口臭対策がしたい」などご自身が何のために洗口液を使うのかをはっきり意識しておくと、ぴったりのものが選びやすくなります。
なお、洗口液が効果を発揮するには使用方法に記載されている時間だけ、すすがなくてはなりません。
ラベルには、「口に含み、20〜30秒ほどよくすすいでから吐き出してください」などと書かれています。
この時間は意外に長く、実際はかなり短い時間しかすすいでいない方も多いようです。
所定の時間分、しっかりすすぐことが大切です。
洗口液は「絶対に使用しないといけない」ものだとは言いませんが、歯磨きだけで細菌やバイオフィルムを十分に除去することは不可能で、細菌が残っているとそこから細菌の増殖が起こり、早期にお口の病気の元凶が再形成されてしまいます。
その意味で歯ブラシ後には洗口液を用いて、できるだけ細菌を除去することが良好な口腔環境を維持するために必要なことです。
ただし、ご自分の歯磨きだけではバイオフィルムが落とし切れない場所もあります。
ですので、歯科医院のメンテナンスに通って定期的にプロの手でフォローしてもらうことも忘れてはいけません。