知らないのはモッタイナイ !!歯科の訪問診療
みなさま、こんにちは!!
中里 デンタルクリニック.の受付の下舘です。
今回のテーマは『訪問診療』です。残念ながら、当院ではまだ導入されておりませんが、知らないのはモッタイナイ!!ので、在宅ライフを健やかに快適に過ごしてもらうために、ご自宅や施設をお伺いし、お口の健康をサポートする『訪問診療』をご紹介いたします。
介護を受けられている方の健康状態には、お口の健康が大きく影響します。例えば、お口の細菌が肺に入って起きる誤嚥性肺炎や、インフルエンザなどの感染症。また、「入れ歯が合わない」「ムセがひどい」などがあるとうまく食事ができず、栄養も十分に摂れなくなるおそれがあります。そして、栄養が摂れないと抵抗力が落ち、肺炎や感染症にもかかりやすくなってしまいます。ただ、介護する方がお口を清潔に保ち、栄養を摂るためのコンディションを整えることは、ご家族のお力だけでは難しいこともあります。そんな時に、お口のプロフェッショナルである歯科の訪問診療をご利用いただければと思います。
往診と訪問診療は、どちらもお医者さんが患者さんのところに来てくれるものなので、一見同じに見えます。ですが、この二つには明確な違いがあって、患者さんから連絡を受けて“その都度”訪れるのが「往診」で、“定期的かつ計画的に”お医者さんが訪れるのが「訪問診療」です。困った時だけの往診とは異なり、訪問診療では患者さんの健康を継続的に管理していきます。
「口は命の入り口」と言いますが、「病の入り口」でもあります。歯科医師や歯科衛生士に定期的にお口の中を診てもらうことは、全身の健康の維持にもつながります。大切な人、あるいは介護者自身の“快適在宅ライフ”のために、ぜひ歯科の訪問診療をお役立てください。
介護を受けている方にこんな気がかり、ありませんか?
なんだか、痩せたような…
入れ歯が合ってないみたい…
食事が大変そう…
①食べこぼしが増えた
②飲み込むのがつらそう
③食事中や食後にムセる
④食事にかかる時間が長くなった(目安は40分以上)など
一例ではありますが、こんな気がかりがある場合は放置せず、ぜひかかりつけの歯科医院にご相談ください。
口腔ケアはシゲキが肝心です。お口の中やまわりをシゲキすることで、舌やくちびるの動きがよくなったり、だ液の分泌が促進されることが分かっています。また、認知機能にも良い影響を与えます。(口腔ケアそのものが体の負担にならないように、ケアを受ける方の体調を見ながら進めます)
訪問診療をしている歯医者さんを探すには…
★在宅の場合
・かかりつけの歯科医に相談
・地域包括支援センターに相談
・ケアマネに相談
・地域の歯科医師会などに相談
★施設の場合
・相談員に相談
介護を受けられている方にとって、毎日の食事は大事な楽しみのひとつ。お元気なうちから、「しっかり噛んで食べられる」お口を維持しておきましょう。