あれ?唾液が減ってきたかも?
皆さんこんにちは!
今回のお話は『唾液の量』についてです。
皆さんは、「なんだかお口の中が乾いている」「お茶がないとパサパサで食べられない」なんてことは
ありませんか?それはもしかすると、唾液の分泌が減少しているのかもしれません。
私たちは唾液のことなんて普段意識せずに過ごしていますが、
実は唾液はたくさんの役割を持った働きものなのです。
噛む、飲む、味わう、話す、などは唾液があるおかげでスムーズにできますし、
虫歯から歯を守ってくれるのです。
【唾液が減っている?チェック】
①笑うと唇が前歯にくっつく ②夜中になどが乾いて起きる
③飲み物がないと飲み込めない ④口臭が強くなった
⑤口内炎ができやすい ⑥虫歯が増えた
⑦合っていたはずの入れ歯が落ちやすくなった
⑧味覚が変わった(特に酸っぱいものがしみる)
⑨喋るとクチャクチャ音がする ⑩口が粘ついている
などです。当てはまるものはありませんか?
ところで、唾液はどこから出ているのかご存知ですか?
「唾液腺」というところから出ていますが、3大唾液腺と呼ばれているのが耳の下あたりの「耳下腺」、
あごの下の「顎下腺」、舌の下の「舌下腺」です。
「耳下腺」で作られた唾液は上の奥歯の横、
「顎下線」と「舌下腺」で作られた唾液は舌の下から出てきます。
全てを合わせると1日に1〜1.5リットルにもなるそうです。
また、唾液には2種類あり、美味しそうな匂いを嗅いだり味わったりした時に出る「刺激時唾液」と、
起きていても寝ていても絶えず出ているのが「安静時唾液」です。
よく噛んで食べることは刺激時唾液の分泌に良い影響を与えますので
たくさん噛むように意識してみてください!
逆に噛まずにお茶などで流し込んでいると、噛む筋肉がやせてしまい
唾液の分泌が少なくなってしまうようです。
ところで、唾液が減る原因はなんなのでしょうか?
加齢とともにお口の渇きを感じるようになった方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。
それは特に女性に多いようです。
閉経後にホルモンバランスが変わることと、個人差はありますが女性は男性よりも
唾液腺が小さいということも関係しているのかもしれません。
また、お薬の副作用や口呼吸の癖があるとお口の乾燥につながるようです。
ただ、お口の乾燥の原因は様々ありますので、お困りの方は我慢しすぎずに
まずは歯科医院で相談してみてください!
【潤いアップのために】
①よく噛む ②じっくり歯磨き ③水分をたくさん摂る
④禁煙する ⑤お酒はほどほどに ⑥口呼吸を見直す
⑦マスクをして寝る ⑧カフェインを控える
【唾液分泌エクササイズ】
①舌を唇と歯茎の間に入れ、ぐるりと回す(反対も同じように)
②舌で頬の内側を舐める
③舌を出し、思い切りグッと上に上げる
④イーウーとお口を大きく動かす
お口の渇きは「病気ではない」と思って我慢しがちですが、歯や粘膜のトラブルに
つながる恐れがありますのでお早めに歯科医院にご相談くださいね!
かかりつけの歯科院を持ち、定期的に歯科医院に受診して一緒に健康なお口を守りましょう!