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舌の定位置は大丈夫でしょうか?

こんにちは!中里デンタルクリニック.です。最近はとても寒くなってきましたね。乾燥もしていて喉を痛めている方もいるのではないのでしょうか。インフルエンザも流行っているようなので皆さまお気をつけください。     さて、お口の話をしていきたいと思います。皆さまはお口を閉じているとき、舌の位置について考えたことはございますか?実は舌の位置は決まっているのです。舌の位置によっては歯並びも変わってくるので気をつけなければいけません。これから舌の位置について話していきます!     まず初めに舌がどんな仕事をしているのかというと、食事のときに食べ物を唾液と混ぜて効率よく歯の上に運んだり、唾液や食べ物などを喉のほうへと送って飲み込んだり、おしゃべりするときは舌の形で音を変化させたりして働いています。ふだんの舌はどこにあるのかというと、舌はボリュームがあるにもかかわらず、ふだんはグッと持ち上がって上あごの天井に張り付いた定位置におさまっています。舌を引き上げておくことで歯の邪魔をしないようにしています。よく常に口が開いている方を見たことはありませんか?この癖があると、重い舌が舌にだらっと下がって前歯にもたれかかります。飲み込む時にも前歯を押すので、歯並びが悪くなりやすいです!舌の筋力が足りなくて舌の姿勢が悪い状態だと、歯並びが悪くなるうえ矯正しても後戻りしてしまうってご存知でしたか?ときには舌の力によって歯が植わっているあごの形まで変えてしまうことがあるのです。     先ほどもお伝えしたように舌の定位置は上あごの天井にピタリと付いています。上あごのどこかというと前歯の裏側にプニプニとしたところがあるのはご存知でしょうか?目安はそのプニプニしたところに触れます!これがスポットポジションになります。舌癖の原因として考えられるのはいくつかございます。その中でお子様などに多く見られる指しゃぶりや、おしゃぶりもあります。この癖があると指で押してしまい上と下の前歯の間に隙間ができ、あごの骨も押して変形させ、開咬の原因になります。さらに開咬の穴に舌を突っ込む癖が始まって治りにくくなります。様々な原因はございますが長くなってしまいますので、次は対処法についてお伝えしていきます。舌の癖を直すには筋トレをお勧めします。     簡単な筋トレ方法はまず、舌のスライドです。スライド方法は舌を上あごに貼り付けたら、口を大きく開けたまま舌全体を後ろにゆっくりとずらしていきます。下におりきるまで貼り付けたままです!別のものでは舌を上あごにつけて、舌をタン!タン!と鳴らす方法です。この2つは普段でもできる方法ではないでしょうか。下の位置がきになる方はこの機会に舌の定位置を覚えていただき、定位置にない方は日頃意識をしてみてはいかがでしょうか。