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いろいろな口内炎

こんにちは! お盆休みはゆっくりできましたでしょうか? 夏休み中の皆さんは、宿題進んでいますか? 丸付け部隊のお父さんお母さんも頑張ってください!   さて! 皆さんは、口内炎がお口にできて痛かったな という体験をしたことはありますか? 何度も繰り返したり、なかなか治らなかったりという 方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。 今回のお話はその『口内炎』についてです。 見ていきましょう!   一般に『口内炎』と呼ばれているものは、 白くて小さくて食事の時に痛むあのできものですよね。 これを、専門的には 「アフタ」といい、たくさんある口内炎のうちの ほんの一部なのです。『口内炎』と呼ばれるものは たくさんありますのでいくつか紹介します。   【アフタ】 繰り返しできる理由はまだ明らかになっていませんが 可能性としてはビタミンBの不足、鉄分不足、 体力の低下時などですが研究中だそうです。 栄養バランスに気をつけ、疲れを溜めないようにする 事が大切ですが、これ!という予防法が確立されて いないため炎症を抑えて痛みを和らげる対症療法に なります。 それでも一番注意して頂きたいのは、アフタが2週間 経っても治らない時にはまず歯科医院で診てもらい、 それでも治らなければ口腔外科で検査を受けるように してください。   【口腔カンジダ症・ヘルペス性口内炎】 カビ、ウイルス、細菌による感染症の代表例です。 白くなったところを綿棒でこするとポロッと 剥がれます。もし剥がれない場合、前ガン症状の 白板症である可能性があります。 唾液の分泌が少ないとカンジダ菌が繁殖しやすく なりますので入れ歯の方は要注意です! 私たちは元気な時にはこれらの菌たちと平和に 共存しているのですが、免疫が落ちることにより 症状が出てきます。 体力低下の原因を突き止め、しっかりと休んで ください!   【全身症状の一部としての口内炎】 主な例を紹介します。 ・アレルギー症状の一部   ・先天性のもの ・貧血など         ・自己免疫疾患 ・腸の病気     などです。   【切り傷】 不安定な噛み合わせ、歯の被せ物が合わない、 入れ歯、欠けて鋭くなった歯などが原因でできて しまう事があります。慢性的なキズはガンになり やすくなるリスクも生じますので、なるべく キズにならないように気をつけましょう。   【ニコチン性口内炎】 タバコをよく吸う方に多く見られます。通常痛みは なく、たまにしみる程度です。禁煙すると数ヶ月で 改善されるようですが、長年のタバコで重大なダメージ を与えている場合には、改善の後も粘膜の変化や ガンの前兆がないか見ていく必要があります。   【前ガン病変】 これからガンになる可能性があるものです。通常は 痛みがないため見逃されやすいようです。アフタと 違い、2週間経ってもよくなりません。しこりや ただれがあるときは検査を受けましょう。     どれも「お口の中のバイ菌に二次的に感染を起こし やすい」という理由でそれらは見た目が似ている事が 多いです。粘膜は本来2週間ほどで綺麗に治るはず ですので、それを過ぎても治らないようであれば 念の為に口腔外科で検査を受けてくださいね!