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麻酔は味方!

皆さまこんにちは! 今回のお話は『麻酔』についてです。   麻酔と聞くと、まず針が痛そうだな〜という方、 いらっしゃいませんか? 私も子供の頃に受けた麻酔が痛くて、歯科に勤める まではあまり良いイメージはありませんでした。 同じ思いの患者さまに、麻酔は患者さまの頼れるサポーターなのだということを お伝えできればいいなと思います!   「麻酔」と言えば、注射のイメージが強いでしょうか? 実は麻酔にも種類があって、歯科でも活用されています。 いくつかご紹介していきますね。   まずは当院で行なっているものからご紹介します。 当院では、基本的には『表面麻酔』と『浸潤麻酔』を使用しています。 加えて、ドキドキが強い方や歯科に慣れていないお子様には、 『笑気吸入鎮静法』をお勧めしています。   『表面麻酔』は 麻酔を歯茎などの粘膜に塗ったり吹き付けたりして、 狭い範囲に使用する方法です。 表面麻酔をすることで、この後の注射の痛みを ほとんどなくすことができます! 『浸潤麻酔』は 注射を使って、比較的に浅いところにある末梢神経に 麻酔薬を浸透させます。歯の症状に応じて、注射を刺す深さが少し変わることもあります。 この二つは、局所麻酔という種類のものになります。 もう一つ、ドキドキしやすい方にお勧めしているのが、 『笑気吸入法』です。 鼻に小さなマスクを固定して、低濃度の笑気ガスの 混ざった酸素を吸入します。 約10分でポカポカするような気持ちの良い状態に なります。 治療中は意識があり、話しかけると返事もできます。 ガスを止めると数分でスッキリするので、運転して帰っていただくことができます。   当院で使っているもの以外では、あごの奥に注射して広範囲に効かせる『伝達麻酔』、 歯科の麻酔専門医の管理のもと点滴で行われる『静脈内鎮静法』、 熟睡している間に治療が終わる『全身麻酔』などがあります。   ここで、麻酔に関するよくある質問や不安ごとを 解決していきますね!
  • アレルギーは大丈夫??
お薬自体でのアレルギーは極めて少なく、安心してお使いいただけます。ただ、どうしても心配という方は、皮膚科のアレルギー検査をお勧めします。  
  • 妊娠中は使える??
妊娠初期から4ヶ月くらいまでは避けたいものです。 ですが、帝王切開にも麻酔は使われていることから分かるように、麻酔薬自体は安全で信頼されているものです! 安定期に入ってからの使用は問題ありません。  
  • 以前、麻酔が効きにくかったが大丈夫??
普段飲んでいるお薬や、その時の炎症の強さによっては効きにくいことがあります。  
  • 麻酔の後に気をつけることは??
麻酔の後、2時間ほど効果が続きますので唇や舌が痺れて感覚が鈍くなります。お食事の際はお口の中を噛んでしまったり火傷しやすかったりしますので注意が必要です! また、お口の端からお水が出てしまうこともありますので、ハンカチは必須かもしれません。   いかかでしたでしょうか?今回は『麻酔』についてのお話でした。 麻酔について不安なことがあれば、どうぞお気軽にその場でお聞きくださいね!   最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!