トピックス TOPICS

こんな癖ありませんか?

  こんにちは。中里デンタルクリニック.です。 あっという間に6月も終わり1年の半分が経過しましたね! みなさま楽しい毎日をお過ごしでしょうか。     7月に入り暑さも出てきて、夜寝苦しくもなってきていませんか? 寝て起きた後アゴなどは疲れていないでしょうか? 疲れている方は注意が必要です。その注意が必要なことについて、今から話をしていきますね。     まず、みなさまの上下の歯は、何もしていないときどんな風になっていますか?軽く接触している状態ですか?それとも離れている状態でしょうか? 何もしていないとき、私たちの上下の歯は、本来接触していません。唇を閉じていても、歯は軽く離れているものなのです。上下の歯は、食べたり、話したりするときに瞬間的に合さるだけなのです。ですから1日の接触時間を合わせても、わずか20分以下になります。ところが、仕事をしているとき、考え事をしているときなど、習慣的に上下の歯を触らせている方がいるのです。ある機関が調査をしたところ、なんと2割の方達にこの癖があったという結果がありました。     歯を合わせる癖のある方は、本来の仕事以上の過酷な労働を、歯や歯の周りの組織、そして噛む筋肉に強いています。たとえ軽い力であっても、疲労の習慣的な積み重ねの影響はとても大きいものです。歯が痛みやすいのと、顎の骨が減りやすい、被せ物が壊れやすい、噛み合わせの違和感を生みやすい、顎関節症になりやすいなど、ありとあらゆる弊害の原因になってしまいます。 そこで少なからぬ方が無意識に続けている癖が、お口の健康にいかに過酷なリスクを与えているのかについて、ぜひ知っていただきたいと思います。     歯の接触癖があると、噛む筋肉が活動し続けます。長時間続くと当然疲労がたまってきます。この筋肉が働くと、顎関節の関節軸が押さえつけられ、顎関節が強く摩擦し滑りが悪くなります。こうして顎関節の動きが阻害され、血行が悪くなって痛みのセンサーが過敏化し、顎関節症が起こると考えられます。 もし顎がパキッといって痛んだりする方は歯の接触癖を確認しましょう。顎に負担がかかっている場合は、その負担をまず取り除く必要があります。日常の動作でも顎関節に負担がかかっていることがあります。それは、「手枕、腕枕」「受話器の肩バサミ」「休憩なしのPC作業」「片方ばかりで噛む」「歯ぎしり」「うつぶせ寝」「高い枕/固い枕」などでも負担はかかってしまいます。     噛む癖がある方は、気づいたら歯を話してリラックスすることが大事です。脱力することに慣れてくると、接触していることが疲れるという感覚を少しずつ感じられるようになるでしょう。まずは、日頃の自分自身の癖を確かめていきましょう!