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誤嚥…  飲みにくさ  気になりますか?

誤嚥を予防しお元気に!! 飲み込みにくさ、気になりますか⁉︎   「近ごろよくむせるようになった」 「飲み込みにくさを感じている」 というかたはおられませんか?飲み込む機能に影響を与える筋力の変化は。じつは、50〜60代からはじまってきます。そこで、元気で歯科医院に通える「今」から肺炎予防のために少しずつ気をつけ、飲み込む機能を維持していきましょう。「むせる力」が働いている今のうちから始めると効果的で、生活のなかで気軽に取り入れられるちょっとしたコツをご紹介します!!     『むせやすさ』は変化のアラームです!! ◉「むせ」はなぜ起きる? 「むせ」とは、気管に余分なものが入らないように働いている、体の防御機構です。気管に誤って食べ物や飲み物、唾液が入り込みそうになると、反射的に「ゴホン、ゴホン」とむせます。食べ物や唾液と一緒に気管へとばい菌が入らないように、気管から追い出し、守っているのです。私たちは生まれつき、体を守る本能である「むせる力」を持っています。   ◉「むせやすい」ってどういうこと? 年齢とともに、舌やのどの筋肉が衰えたり、体の筋力が落ちて姿勢が悪くなると、唾液や食べ物、飲み物が気管の方へと入りやすくなります。そのたびに防御機構のむせが起きるので、「近ごろむせやすいな」と感じるようになるのです。 防御機構の働いている、ここまではまだ良いのですが、この状態がもっと進むと、問題が大きくなります。のどの筋力がさらに衰えて、むせる防御機構がうまく働かなくなり、食べ物と一緒にばい菌が気管から肺へスルリと入り込んでしまうのです。これが原因で起きる肺炎が『誤嚥性肺炎』。高齢者が寝たきりになってしまう一因として注目されている、とても怖い病気です。     大切なのは『のどの筋力』です!!のどボトケ、下がってませんか? 老後を元気に過ごすには、飲み込みの機能をうまく維持することが重要な鍵のひとつであることがわかっています。50〜60代からはじまる体の筋肉の老化。元気な老後のために少しずつ効果的なストレッチやエクササイズを始めましょう。     丸まった背中がむせの原因に!? 年齢とともに背中が丸くなると食道が圧迫されて飲み込みにくく、むせやすくなってしまいます。背中の丸みは、筋肉の線維が縮んで硬くなり伸ばしにくくなるのげ原因。脚のももの筋肉の衰えが発端となり、ひざから腰、背中、そしてのどへと連鎖的に悪影響を与えてしまうのです。歯科医院に通えるお元気なうちから、良い姿勢を心がけましょう!!