トピックス TOPICS

お口の渇くかたご注意!

みなさま、こんにちは!中里デンタルクリニック.です! 早いもので5月もあと少しで終わってしまいますね。気温も上がったり下がったりしてみなさま体調の方はいかがでしょうか?暑くもなると喉が渇いてお口の中に水分が足りなくなりますよね。その中で暑くなくてもお口が乾く方ご注意です!     お口の中には唾液があります。唾液は通常1日に1リットル弱も分泌されるといいます。「そんなにですものかな」と驚きですが、唾液はそれと意識されずに分泌し続け、みなさまのお口の健康のお役に立っています。 それまで特に意識してこなかった唾液も、いざ減ってしまうといろいろと困ることが起きてきます。年配の女性が電車の中などで、飴を口に入れているのをよく見かけますが、あれはおそらく、唾液の分泌が減っているために口に何か入れて刺激し、唾液の分泌を補って口の渇きを癒しているのでしょう。食べているとき、おしゃべりするとき、口が渇いては、くちびるや舌が動きにくく、大変気になるものです。     こうした口の渇き感じ始めたかたに珍しくないのが、虫歯が一気に増えることです。唾液がお口に中を洗い流す自浄作用、そして再石灰化の作用が十分に働かなくなっているのです。まして、終始飴を舐めていて、その飴に砂糖がたっぷり入っていたらどうでしょうか?     熟年層に特に多いのが、歯の根元の虫歯です。歯周病で長くなった歯の根元は象牙質がむき出しで、特に虫歯になりやすい箇所です。こうしたところにワッと虫歯ができてしまうかたがおられます。 どうしても何か舐めるものが必要なら、ノンシュガーの飴やキシリトールタブレットをお勧めします。もっとお勧めなのがノンシュガーのガムです。噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます。そして普段から意識してよく噛んで食べることと唾液腺のマッサージや舌の運動も効果的です。唾液の虫歯予防効果は、唾液がたっぷり出てこその効果です。「お口が渇きやすいな」と感じたら、なるべく早くかかりつけの歯科医院で、ブラッシング指導を受け、定期検診にも通って、虫歯の予防プログラムを毎日の生活の中に取り入れましょう。これまで唾液が働いて予防してくれていた分を補って、お口の健康を守っていくことが大切です。     唾液の虫歯予防効果は、たっぷり分泌されてこそのものです!持病のお薬の副作用で唾液が出にくくなることもありますので、そういった方は、副作用の出にくい薬に替えてもらえるか、主治医に相談をしてみましょう。渇きがちなお口のむし歯予防にはプロの助けが必須です!