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治療の連鎖を断ち切りましょう!

こんにちは。中里デンタルクリニック.です!新年度も始まり、新しいことを始める人も多いのではないでしょうか。暖かくもなって桜が満開になるのが楽しみですね!   さて、ここからはお口のお話をしていきたいと思います。皆様はいま歯の治療をしていたり、痛いところはないですか?そういった方は歯医者に通っていることかと思います。ただお口の中が健康な人は歯医者に通うことがないのでしょうか?実は痛くなくても歯医者に行くことは大事になってきます。   治療が終わった後、「治療後の経過を定期的に診てケアのお手伝いをさせていただきますので、メンテナンスにおいでくださいね」と説明を受けたことはありませんか?   メンテナンスとは、治療が終わって快適になったお口をより長く維持するために行われている、診察と検査、そしてクリーニングがセットになった歯科のケアシステムのことです。定期検診とも言われ、歯が特に悪くなっていなくても、3ヶ月に一度、あるいは半年に一度など、患者さんの症状に合わせた間隔で、歯科医院においでいただきます。   このメンテナンスの診察/検査、クリー二ングを行うのは歯科衛生士です。患者様のお口に困ったことが起きていないかを診て、検査し、ホームケアが十分にできているかを確認し、患者様に合ったケア方法をご提案します。こうして衛生面から患者様を支えるとともに、なにか問題があったら、ひどくならないうちに歯科医師にバトンタッチをしてフォローすることができます。お口のトラブル予防と軽減に、定期的なメンテナンスは大きな成果を上げています。   なかでもメンテナンスの一環として行なわれるPMTCは、一度その気持ちよさを体感すると「繰り返し受けたい」と希望なさるかたが多く、人気の処置となっています。痛くなくても「メンテナンスのために」と来院したくなるきっかけ作りに、そして質の高いホームケアを続けていただくためのモチベーションアップにと、大いに貢献しています。   ところで、ここに「定期的にメンテナンスを受けていた人と、痛いときだけに来院していた人では、10年間で失う歯の本数がどれくらい違うか」を示した興味深い調査結果がありますのでご紹介します。   50代、60代は歯の健康の曲がり角です。放っておくといちばん歯を失う年代でもあります。痛いときにだけ歯医者に来院していた患者様はなんと10年間で11本近い歯を失うという結果が出ています。口内環境を根本的に改善することなく痛いときにだけ治療を受け、それを繰り返すうちに、多くの歯を失うことになります。だからこそ痛くなくても定期的にメンテナンスに通っていただき、一本でも多くご自身の歯でお食事できるように予防することをお勧めします!