中里デンタルクリニック.のお知らせ

電動歯ブラシのトリセツ

皆さんこんにちは、中里デンタルクリニック.歯科衛生士の木村です。お盆はゆっくり休めたでしょうか?今年は例年と違い、コロナの中のお盆となりました。各ご家庭いろいろな過ごし方があったと思います。暑い日が続いていますので、熱中症や疲労からの免疫力低下には引き続き気をつけたいですね。

 

今回は当院の患者さんからも問い合わせの多い、電動歯ブラシについてお話ししたいと思います。

電動歯ブラシは適切に使っていただければ、プラークを効率よく落とせる優れものですが、マニュアルをきちんと読まずに使っていて、上手く磨けていない方も多いようです。使い方がきちんとわかっていないせいで、パフォーマンスが十分に引き出せていないのはもったいないこと。というわけで、今回は、電動歯ブラシを使いこなすコツをお伝えしたいと思います。

 

まずひとくちに「電動歯ブラシ」といっても、3つに分けられます。まずはご自身が使っている電動歯ブラシがどれに当てはまるか確認してみましょう。

 

①超音波電動歯ブラシ

特 徴:超音波でプラークのネバネバを破壊し、プラークを除去しやすくなる。

磨き方:ブラシの振動が微細なため、手磨き歯ブラで磨くのと同じように手を動かす必要がある。

 

②音波電動歯ブラシ

特 徴:高速振動によってプラーク除去。歯科で主に取り扱う高機能電動ブラシ。

磨き方:手磨き歯ブラシで磨く時のように手を動かす必要はない。ブラシを当てて歯に沿って動かす。

 

③その他の電動歯ブラシ

特 徴:振動によってプラークを除去。

磨き方:振動数が少なく手磨きをサポートする程度のため、しっかり磨くには手を動かす必要がある。

 

特に優れた機能が搭載されているのは高機能電動歯ブラシ。ですがきちんと性能を引き出すにはその製品にあった使い方をしなくてはなりません。一番のポイントは、「磨きたい場所にしっかり当てること」。そして、「手磨き用の歯ブラシのようにブラシを動かして磨かない」こと。押し付けすぎにも注意しましょう。安全にお使いいただくためにもご自身の電動歯ブラシのマニュアルを見直していただくと新たな発見があるかもしれませんよ。使い方に迷われたら、歯科医院で相談するのもいいでしょう。また、これから購入されるのなら、ご自身の磨き方の癖を歯科医院で見てもらって、適切な使い方をあらかじめ教えてもらいましょう。

使って楽しく、効率的なプラーク除去が期待できる電動歯ブラシ。せっかく使うのなら、適切に使って、十分に性能を引き出せるようにしたいものですね。

フッ素のはたらき

こんにちは。

中里デンタルクリニック.アシスタントの目時です。

 

夏休みに入りましたね!

水分補給を忘れずに、楽しみましょう!

 

さて、今回のお話は『歯磨き剤』についてです。

フッ素が虫歯予防に効果があることは、聞いたことがあると思います。

これまで日本の歯磨き剤のフッ素は、1000ppmF以下の濃度で配合するように決められていましたが、1500ppmFまで配合できるようになったのです。

これは国際基準と同じ量です!

(市販で販売される際には、1450ppmFのものが多いです。)

 

 

では、フッ素の効果について詳しくおさらいしましょう。

効果は、大きく分けて3つあります。

 

①歯の再石灰化を促進

唾液の中に溶け出した歯の成分、カルシウムとリン酸が歯に取り込まれやすくなり、歯が修復されるスピードが増して、修復される量も多くなる。

 

②虫歯菌の活動を抑えること

フッ素には抗菌作用があるため、菌の活動を抑える働きをしてくれる。

 

③歯質を硬く丈夫にする

フッ素とともに修復された歯の結晶は、元の歯よりも硬くなるので、丈夫な歯になる。

 

 

フッ素自体はとてもいいものですが、6歳未満のお子様は歯の形成期のため、継続的に使うと歯に白斑が現れることがあるようです。6歳以上であれば、問題ありません!

1450ppmFの使用量は6歳〜15歳では1cm、15歳以上では2cmを目安にお使いください。

 

 

歯というのは、実は、食事のたびに溶けています。それでも歯が無くならないのは、唾液に溶け出したカルシウムなどが、唾液の力で歯に戻って補修されているからなのです。

この補修のスピードが溶けるスピードに追いつけば、虫歯になることはありません。

ということは、補修のスピードを上げてくれるフッ素は、初期虫歯の治療にも効果があるということなのです!素晴らしい!

 

 

また、フッ素は「象牙質」を守ってくれます。

歯の一番外側にあるのは、体の中でも一番に硬い「エナメル質」という組織。

そのひとつ内側にあるのが、柔らかくて虫歯に弱い「象牙質」です。

 

詰め物の中や、歯茎が痩せてしみる場所、そこは剥き出しになった象牙質なので虫歯の進行がとてもはやいです。

フッ素は、その象牙質を虫歯から守る働きをしてくれます。

 

フッ素の効果をより引き出すには、高濃度フッ素配合の歯磨き剤を「毎日」使うことです!そして、使った後はうがいのしすぎ注意してください。フッ素がなるべくお口に残るようにしてみましょう。

フッ素はお口の中に長くとどまるほどよく働きます。そのため、唾液が少なくなる就寝中にお口にあるようにすると、唾液に流されず効果が高まりやすいです!寝る前に使ってみてください。

 

中里デンタルクリニックでも、高濃度フッ素配合の歯磨き剤を取り扱っておりますので、お声がけください!

転んだ!ぶつけた!子供の歯のケガについて

こんにちは!中里デンタルクリニック.TCの畑中です。最近は暑い日が続きますが、皆さま夏バテにはなられていませんか?学校に通っている子どもたちは夏休みに入りますます元気いっぱいになっているかと思います。子どもたちといえば転んだりすることがたくさんあると思います。よく足などを擦ってしまったときには消毒して絆創膏をしますが、それが口になったとき皆さまはどのように対応していますでしょうか。今回は歯のケガについてお話ししていきたいと思います。

 

 

歯をケガすることの多い年齢は乳歯では1〜3歳、永久歯では7〜9歳が多く見られます。小さい子だと顔から転ぶ子もいますので多い傾向があるのかもしれません。歯のケガのダメージは、実は見える部分だけにとどまらないことがあります。歯ぐきや歯を支えるアゴの骨、乳歯をケガした場合は永久歯の芽にダメージ及んでいることもあります。そしてそのダメージは、ぶつけた直後ではなく時間が経ってわかることもあります。

 

 

お子さまが転んだりして、歯をぶつけた場合保護者の方は迷いなく歯医者を受診されると思いますが、そうでない場合たとえば「出血がない」「痛がっていない」という場合は迷うこともあるかと思います。ですが、注意が必要です。血が出ていなくても歯の根っこや歯の周りの組織にダメージが及んでいることもありますし、しばらくしてから痛みが生じることもあります。また、お子さんが歯をぶつけて乳歯が抜けてしまったときに、「少ししたら生え変わるからいいかな」と考える方もいらっしゃると思いますが、これは絶対NGです。歯が抜けるほどのケガというのは、相当な力が歯と歯周組織にかかっているということになります。そのため、乳歯の奥で成長している永久歯の芽に、そのダメージが及んでいることもあるのです。

 

 

見えない部分へのダメージはレントゲンを撮らないと確認することができませんので、出血や痛みがなくてもぜひ歯科を受診して、検査を受けていただければと思います。速やかに歯科医院を受診していただくと、その分治療がうまくいく可能性も高まります。歯が欠けたり折れたりしたとき、手元に折れた歯がきちんとある場合は、牛乳に入れるなどして乾燥を防ぎ歯科医院にお持ちください。歯の神経を守るために1日以内に受診をすることをおすすめします。半日くらい経つと痛みが強まることもあるので、放置は危険です。抜けた場合に関しては時間との戦いになるので(お子様の場合は知慮の成功率が高い時間は3時間と言われています。)こちらも乾燥させずに受診を急ぎましょう。

 

 

これらのようにその時になるとパニックになるとは思いますが、落ち着いてすぐに歯科に受診をしていただけたらと思います。

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