歯ぐきが下がるとは?

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。
4月に入って、新生活が始まった方も多いのではないでしょうか!?季節の変わり目は体調を崩しやすいので、くれぐれもお気をつけください。

さて、今回は「歯ぐきが下がるとはどういうことか」という内容です。

歯ぐきが下がるいちばんの原因は、歯周病の進行による「あごの骨の破壊」です。歯は土台となるあごの骨に埋まるように生えています。そして歯をぐるりと囲むあごの骨にかぶさるように、歯ぐきが付着しています。

歯周病が進行すると少しずつあごの骨が破壊されて、溶けて沈んでいきます。いわば、「地盤沈下」の状態で、これに伴いあごの骨に付着している歯ぐきもいっしょに下がっていくのです。

また、歯周病で起こる歯ぐきの炎症も、歯ぐきが下がる一因です。炎症が続き歯ぐきの組織が壊されるとその付着力が低下し、あごの骨や歯からはがれやすくなります。

といっても、患者様にはこの状況はなかなか気づきにくいものです。歯周病が悪化して痛みや出血があり歯科にかけこむときはたいてい、歯ぐきが腫れて歯にかぶさるように盛り上がっているからです。その様子は健康な歯ぐきのようにも見えます。

治療では、歯周病菌のかたまりであるプラークや歯石を徹底的に取り除きます。こうした処置と患者様自身の治す力により歯周病菌の活動がおさまると、歯ぐきの腫れは消失します。

しかし、この結果、歯ぐきはあごの骨の位置にまで沈むので、歯周病が進んであごの骨が溶けて減っている場合、治療前に比べて大きく歯ぐきが下がって見えるのです。患者様によっては、歯の根が見える位置まで下がり、歯と歯の隙間が目立つようになることもあります。

歯周病治療で歯ぐきが下がることは、現段階の技術では残念ながら避けられません。でも視点を変えれば、歯ぐきの腫れがなくなったということは、歯周病菌が制圧され、歯周病の進行が止まった証拠です。この点が非常に大事です。歯周病がさらに悪化してあごの骨がほとんど失われてしまうと、歯は土台を失い抜けてしまいます。そうなると抜けた歯を補う治療をしなければなりません。最近は質の高い入れ歯やインプラントなどがあります。ですが、それらがどんなに素晴らしいものでも、噛み心地や美味しいものをいただくときの味は天然の歯には到底かないません。

だからこそ、歯を失わない段階で治療ができたことを前向きにとらえて頂きたいです。そして歯周病が進まないように、定期検診に努めていただきたいです!

フッ素について

 こんにちは。中里デンタルクリニック.アシスタントの荒谷です。4月に入り、新年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。気温も安定して高くなり、医院にいらっしゃる患者様の服装が爽やかな春仕様になってきていて、こちらを明るい気分にさせてくれます。皆さんの治療中の歯が、早く良くなりますように…。一緒に頑張っていきましょう!
 さて、今回はフッ素のお話。皆さんは「フッ素症」を聞いたことはありますか。フッ素症は歯が作られる時期に過剰にフッ素を摂取すると起こります。ですが、日本で普通に生活している分にはまず起こりません。1日の摂取量の目安とともに、解説していきますね。
 歯の表面を覆う白色のエナメル質が不透明に白濁したり、褐色に変色したりしたものを「斑状歯」と呼びます。斑状歯は、あごの中で歯が作られている時期に高熱の病気にかかったり、テトラサイクリン系の抗生物質を服用したりした場合の他、フッ素を過剰摂取した場合も起こることがあります。これを歯のフッ素症といいます。そう聞いて、「フッ素を塗ると変色してしまう」と思いがちですが、実はこの「フッ素の過剰摂取」というのは、普通に暮らしている分には、そうそう起こりえない事なのです。
 歯のフッ素症は、あごの中で歯の芽にカルシウムなどがついてエナメル質が硬くなるときに、飲み込まれた過剰なフッ素が移行すると生じます。たまに大人の方でフッ素症を気にする方もいますが、生えてからの歯にはフッ素症は起こりません。永久歯のエナメル質があごの中で作られるのは、出生から7~8歳までです。ですから、歯のフッ素症が起こり得るのは、この時期にフッ素を過剰に摂取した場合です。
 フッ素症は多くの場合、飲料水に過剰のフッ素が含まれている地域で、生まれてから4~8年間その飲料水を摂取した人に現れます。具体的には、飲料水に1.5ppm以上のフッ素が含まれていると、生じる可能性があります。とはいえ、日本の水道は、水質基準によって規制されていますし、実際のフッ素量は基準よりも低い地域がほとんどです。
 また、食品にも含まれていて、1日に体重1㎏あたり0.05mgのフッ素を栄養として摂取した方が良いとされています。例えば、4歳の平均体重は15.6kgなので、1日に取ったほうが良いフッ素の量は0.78mgとなります。しかし、実際には0.26mg程度しか摂取していないのが現状です。日本では、外国のように水道や食塩にフッ素は添加されていないですし、フッ素入りのシロップや錠剤も販売されていません。
 そういうわけで、今の日本ではフッ素の過剰摂取は起こりにくい環境ですので、歯のフッ素症について神経質になる必要はありません。むしろ、虫歯予防にフッ素を積極的に活用してほしいと思います。フッ素入り歯磨き時は乳歯が生えてきてから、歯科医院でのフッ素塗付は1歳半くらいから、フッ素洗口液の使用は4歳くらいから始めるのがおすすめです。
 フッ素は唾液に溶け出た必要な成分が歯の内部に戻って沈着する「再石灰化」を促してくれます。当院では月に一度、フッ素の塗付を行っております。フッ素の効果が高い歯磨き剤も取り扱っておりますので、ぜひ、活用していただけたらと思います。

部分入れ歯を初めて選ぶあなたに…

皆さんこんにちは!! 中里デンタルクリニック、アシスタントの山内です。

4月に入り、新生活に胸躍らせる方も多いと思いますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は、「部分入れ歯」についてお話しします。

若い方でもご自身のお口に入れたことはないとはいえ、名前くらいは耳にしたことはあるかと思います。

部分入れ歯は歯が抜けたところを補う治療とされています。その他にはブリッジやインプラントなどもあります。

部分入れ歯は「健康な歯をあまり削りたくない…」「外科手術は気が進まない…」という方にとてもオススメなものです。

 

<部分入れ歯ってどんなもの?>

歯を失ってしまった時の選択肢は、ブリッジやインプラント、部分入れ歯が一般的です。

部分入れ歯は噛む力が伝わりづらかったり、慣れるまでは使い心地に違和感があったり、種類によってはバネが目立つことがあります。

その一方、対応できるケースが多く、外科処置が不要、歯を削る量が少ないといったメリットがあります。

例えば、ブリッジはその構造上、ダミーの人工歯を支える両隣の歯を大きく削ります。

また、体調的に外科手術に不安がある方にはインプラントは難しいです。

そんな時に柔軟に対応できるのが部分入れ歯の利点と言えます。

 

<噛めるいい部分入れ歯を作るために大切なこと>

よく噛めるいい部分入れ歯に欠かせない要素は「噛んだ時に動かないこと」です。

噛んだ時にグラグラ揺れたり、浮いたり沈んだりしたら食べづらいですし痛いですよね。

それに部分入れ歯が動いてしまうと、噛んだ時の力が入れ歯から顎全体にうまく分散されず、入れ歯も残った歯も歯茎も痛んでしまいます。

部分入れ歯には色々なパーツがありますが、入れ歯を動かないようにする重要な役割を担っているのが「レスト」「クラスプ」「小連結子」と呼ばれる3つです。

クラスプはいわゆる入れ歯のバネとしてよく知られています。

目立つ分、このバネが部分入れ歯の安定に一番大切と思われがちですが、実はそうではなく、レストがもっとも重要なのです。

レストは、部分入れ歯の支えとなる歯の「噛む面」に収まります。

もしレストがないと、入れ歯は噛む力を受け止めるたびに歯茎に沈み込み、上下にグラグラしてしまいます。

クラスプは支えとなる歯の側面に引っかかります。

小連結子は支えとなる歯の裏側に沿うようにして存在します。

動かない入れ歯は、これら3つが支えとなる歯に隙間なくくっついていることがとても重要なのです。

新型コロナとお口の関係

みなさんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の木村です。
長かった冬が終わり、暖かい春がもうすぐそこですね。コロナでまだまだ不安が多い日々ですが、春の風の匂いで気持ちだけでも明るくなれる気がしますよね。今回はそんな新型コロナとお口の関係についてお話します。

 

現在、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。国内でも少しづつワクチン接種が始まりましたが、変異種などが発見され、収束までにはまだ時間がかかりそうですね。そんな中、感染症対策として注目されているのが「歯磨き」なんです。実は現在の研究では、危険なウイルスが体内に入り込む際に「歯周病菌がその手引きをしている」ことが明らかになってきています。お口のプラークをていねいに除去し、歯周病予防することが「感染症対策になる」ことがわかってきました。

 

お口なかで歯周病菌が増える原因はお手入れ不足です。歯磨きを怠ってプラークが溜まったり、歯周病の巣になった歯石を放置していると、歯周病が起きてしまいます。歯磨きのポイントは、歯ブラシの毛先が的確な場所にきちんと当たっているかを意識しながら歯磨きをすること。また、普段から歯科医院に通って歯石を取り、クリーニングを受けたり歯磨き指導を行っていると、いざというときに違いが出ます。
さらなるアドバイスとしては、殺菌作用のある薬剤の入った歯磨き剤を使って、歯磨きの効果を上げることです。薬用歯磨き剤に含まれているCHXやCPCは、歯につくプラークの表面にしみついて、長い時間抗菌性を発揮します。また、IPMPはプラーク内への浸透力があり、比較的短時間で殺菌作用を発揮します。

 

人類はこれまでスペイン風邪をはじめ、次々に変異したウイルスに襲われてきました。ワクチンや特効薬がなく、病いの正体すら不明ななかでも克服できたのは、感染しても発病しなかったり、重篤にならずにすんだ人がいたから。つまりからだの防御力のおかげです。防御力の低下はさまざまな要因で起きますが、歯周病でも起きます。コロナウイルスは、もともとは風邪ウイルスとして知られ、ほとんどの人が5歳頃までに感染し鼻風邪や喉の風邪を引き起こす程度で、世界中にパンデミックを起こすような恐ろしいウイルスではありませんでした。しかし、新型コロナウイルスは、コロナウイルスの強毒版。近年までたいした敵ではなかっただけに、私たちは特効薬とワクチンなしの素手で、立ち向かわなければなりません。
こうした時に重要になるのは、基本に忠実な予防策です。ウイルスとの接触を最小限にすること、接触したことを想定して洗浄を怠らないこと、そして防御力を低下させないため、お口の清潔と体調管理を心がけることです。ただ、歯磨きを丁寧にといっても、自己流ではなかなかきれいに磨けないもの。ましてフロスや歯間ブラシの使い方になると、プロの指導が欠かせません。また歯石は歯磨きでは取れず、歯周病菌の巣になってしまうため、ふだんから歯科医院に通って除去してもらっておく必要があります。
今後ウイルスの勢いが下火になっても油断せず、次の大波に備えて、歯科医院で歯周病を治し、予防指導を受けて、ウイルスへの防御力をあげていきましょう!

顎が痛いことありませんか?!

皆さん、こんにちは。中里デンタルクリニック.アシスタントの畑中です。3月も後半に入り、少しずつ暖かくなってきました!新学期に向けて準備をしている方もいれば、花粉に悩まされている方もいるのではないのでしょうか?今日は顎についてお話ししていこうと思います。

 皆さんは顎に痛みが出る、開かなくなる、口を開けるときに音がするということはありませんか?その場合顎関節症の可能性があります。こうした症状が起こる理由は、顎関節のどこに何が起きているかによって異なります。そしてそのタイプは1つ目は筋肉痛、2つ目捻挫、3つ目クッションのずれ、4つ目骨の変形の4つに分けられるのです。ご自分の顎関節症がどういうタイプであるかを確認してみていただければと思います。

①筋肉痛タイプ
症状としては、口を開けたときに痛みがある。頬がだるい、重い。顔がゆがむことがあります。症状の改善には、筋肉をほぐすのが効果的ですので、筋肉マッサージや開口ストレッチを繰り返ししていただくのが効果的です。慢性的な方の筋肉のこりが治りにくいように、顎の筋肉も慢性的になると、治りにくくなります。症状が出て数日から数週間は筋肉痛レベルだったものでも、何ヶ月も放置されると筋肉がこりかたまって、マッサージの効果も出にくくなるため早期に対応した方が治りが早いことが多いです。

②ねんざタイプ
症状としては、口を開けたときに痛みが出ます。改善には安静後、痛みが引いいたらストレッチをしましょう。炎症が起きている状態ですので症状の改善には安静にすることが大切です。負担がかかるほど炎症が悪化するので、「痛い」と思うような顎の動きは避けましょう。

③クッションのずれタイプ
症状としては、2つあります。1つ目は口を開けるときにカクッとかポキッと音がしたり、口を開けようとしても、引っかかったように開かない。2つ目は、大きく口を開けようとすると痛みがあるなどがあります。1つ目の症状の場合は、痛みがなく音がきになるだけであれば治療の必要はなく、経過観察をさせていただくことが多いです。2つ目の症状の場合は、顎関節の内部の変化に伴い、次にあげる項目の骨の変形タイプに移行することがありますので、定期的な検査が大切になります。

④骨の変形タイプ
症状として、口を開けようとすると痛みがある。引っかかるような感じがする。顎の関節からザラザラと擦れるような音がするということが起こります。クッションのずれタイプを長い期間放置して悪化すると、骨の変形タイプに移行することが多いです。注射治療が必要な場合もあれば骨の変形に要する期間は長いので、経過観察も大切です。

 顎のお痛みといっても様々なタイプがあります。当院では注射治療などは行なっていないため、マウスピースなどを作り経過観察になる場合もあります。注射治療は行なっていませんので処置が難しい場合は紹介状を出す可能性もあります。そのため顎に痛みがある場合は我慢せず、歯科に受診をおすすめします。

テーラーメイドの予防 一人一人にあった予防

皆さんこんばんは。中里デンタルクリニックの歯科医師の小松です。本日は予防についてお話しします。
皆さんは定期検診を受けられていますか?歯医者に定期検診に行くたびに新しい虫歯が見つかったりまた治療を繰り返してしまう方はいませんか?
自分では気をつけており一日3回歯磨きをして甘いものも控えているのに虫歯になってしまう方はいるのではないでしょうか?
実は虫歯になるリスクは一人一人異なります。原因やリスクも異なるのでそれに見合った予防法も一人一人異なります。
虫歯はそもそも多因子疾患です。虫歯になる原因はたくさんあり複雑ということです。そのためこれさえすれば大丈夫というのは全くありません
原因を探るためにも虫歯の経験の有無、フッ素を使っているか、唾液の量と質の検査、中和力、食事習慣、間食の有無、回数などプラークの付着具合、歯磨きの回数、歯間ブラシ、フロスの使用、虫歯菌の性状、数など今あげた以外にもこれだけ原因があります。
そのため歯医者では問診や唾液検査、定期的な検査などが必要となってきます。原因がはっきりとせずあれやこれやも注意して生活すると必ずどこかで爆発してしまいます。なので最近ではこういったパーソナルデータを調べてそれに見合った効率の良い予防法をピンポイントで提供することができる歯科医院が増えています。
中里デンタルでも今唾液検査をしようと話しあい皆さんに質の良い医療を提供しようと検討しているところですので今しばらくお待ちください
歯科医院は今は痛くなったら行くところから痛くなる前に予防する方向に進んでいます。その予防の主役となるのは患者さん本人です。我々にできるのは正しい方法と現状の把握の指導しかできません。予防の8割は患者さん本人が行い我々は2割の補助しかできません。
しかし虫歯になってしまったり歯を抜かなければいけないレベルになってしまうとそれを修復しようとするとより時間とお金がかかってしまいます。
入れ歯になってしまった多くの患者さんはもっと歯磨きをするべきだったと皆さん言っています。
またお子さんがいらっしゃる親の皆さん。子供の虫歯が多いのは子供の責任ではありません。はっきりいって親の責任です。
昔言われたことがあります「先生この子にいってください、全然歯磨きしないんですよ」と。
私は思いました。このお母さんの口の中は銀歯だらけの治療した歯ばかりなんだろうなと。
両親、家族の生活習慣はそのまま子供にいってしまいます。子供の虫歯の治療や予防をしたいのであればまずは両親が予防を意識することが最も重要で大きな近道です。そのため是非歯科医院に通い、検査を重ね一人一人にあった予防、歯の人間ドックを受けてみませんか。

「舌痛症」について

 こんにちは。中里デンタルクリニック.アシスタントの荒谷です。あっという間に2月も終わり、だんだん春が近づいてきてワクワクしますね。コロナのワクチン接種が順調に進み、皆さんが早く日常を取り戻せますように…。

 さて、今回は歯ではなく舌のお話です。皆さんは「舌痛症」って聞いたことはありますか。「口腔灼熱症候群」の一種で、いくら調べても原因が見つからないのに、舌がヒリヒリ、ピリピリと慢性的に痛むという、とても辛い病気です。発生頻度は100人に1~3人程と言われ、患者さんの大半は中高年の女性です。舌痛症の特徴について、以下にまとめました。

【舌痛症の特徴】

・中高年の女性に多い。

・原因不明の舌のヒリヒリ感が慢性的に続く。

・舌が何かに触れなくてもヒリヒリ感がある。

・歯科治療を受けた頃から始まることもあるが、誤って噛んだキズや口内炎のほか、きっかけが見当たらないケースも多い。

・痛みは多くの場合、起きている間だけで、就寝中はない。

・食事中は悪化せず、痛みを感じないこともある。

・何かに集中しているときは痛みが減り、考え事をしているときに痛みが増す。

・朝よりも夕方にかけて痛みが増しやすい。

・時間帯や日によって、痛みの程度や場所が変動する。

・ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤が効かない。

 舌痛症の診断では、はじめに「舌に触れる歯や入れ歯に、キズつけるような問題があるか」を確認する必要があるため、歯科受診が必要です。そして、特に異常が見つからない場合、舌痛症の診療を行っている口腔外科や口腔内科、歯科心身症の専門外来などを紹介してもらうと良いでしょう。舌痛症は、原因も治療法も十分にはわかっていませんが、少なくとも、心身両面からの対応が必要な病気であることは確かです。

 舌痛症の診断を受け、その発症に心理面が関わっていると知ると、ショックを受ける患者さんが多いです。舌痛症だからと言って、その方がストレスに弱いというわけではありません。もともとストレスに強い方でも、過剰にストレスを受ければ、限界を超えてしまうからです。もしかしたら舌痛症は、患者さんの心が、「そろそろ休みませんか」「のんびりしませんか」と発しているシグナルなのかもしれません。原因がわからないだけに、ピンポイントの治療が進められなく、痛みの改善は一進一退しながらゆっくりと進んでいきます。治療結果に100%を求めず、「生活に支障のない範囲なら良し」と、痛みと付き合っていくような気持ちで進めていきたいですね。

デンタルフロス&歯間ブラシの使い方

みなさま、こんにちは。

中里デンタルクリニック、受付の下舘です。

3月になりました。卒業式の時期ですね♬記念写真はぜひ笑顔で歯を見せて撮影してくださいね!!

 

 

今週は、「デンタルフロス&歯間ブラシの使い方」についてです。

 

 

みなさんは歯磨きにどんな道具を使っていますか?歯ブラシだけを使っている『歯ブラシ一刀流』の方も多いと思います。ですが、むし歯や歯周病の予防は、どんなにしっかり磨ける方でも歯ブラシ1本だけでは不可能です。日常のオーラルケアに、ぜひデンタルフロスや歯間ブラシも使いましょう。ただ、どちらも誤った動かしかたをすると、歯や歯ぐきを傷つけることがあります。使い方のコツを少しご紹介いたしますので、お役立てください。

 

 

歯磨きは1日2回、または3回以上している方も増えてきました。ですが、デンタルフロス(以下フロス)や歯間ブラシを日常的に利用している方は少数派です。厚生労働省やライオンさんの調査によれば、3割程度です。

ですが、どんなに丁寧で上手に歯磨きできるかたでも、歯ブラシ1本でお口を清潔に保つことは不可能です。むし歯や歯周病は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢、細菌のかたまり)が原因で起きますが、歯ブラシだけではほぼ絶対に磨ききれないところがあります。そこに日常的にプラークが溜まっていると、定期的に歯科医院にチェックとクリーニングに通っていても、そこからむし歯や歯周病になってしまいます。

 

 

【歯ブラシの通らない「コンタクトポイント」】

歯ブラシでは磨ききれない場所1つ目は、歯と歯の接する「コンタクトポイント」(専門的には「接触点」といいます)」。2本の歯がぴったりくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところです。

このすき間には歯ブラシの毛先は物理的に入りません。ここに溜まったプラークは、フロスでないと取り除けません。

【歯ブラシが当たりにくい「歯の根元まわり」】

2つ目、歯が隣り合ったところの「歯の根元まわり」(専門的には「隣接面歯頚部」といいます)。根元まわりには歯ブラシが当たりにくく、溜まったプラークは時間とともに病原性増して、歯周病の原因になります。根元まわりに沿うように当ててから、磨く必要があります。

 

 

コンタクトポイントの清掃は、単純にフロスを歯と歯の間に通せばOKです。ワックス付きのフロスが通しやすいです。

歯の根元まわりを清掃するには、フロスならば、コンタクトポイントに通したあとにそのまま根元まわりまでフロスを持っていき、歯ぐきの溝に糸をやさしく少しだけ入れ込んでから、歯の根元から歯の先端へと繰り返しフロスを動かします。

また、歯間ブラシは歯と歯のあいだに挿し込んだあと、歯の根元の表面にブラシの毛先が当たるように傾けてから動かします。ただ、誤った使い方は、歯ぐきを傷つける恐れがあります。このとき気を付けていただきたいのが、歯と歯のあいだにある「歯間乳頭」(「乳頭」とは突起の意)を傷つけないようにすることです。フロスや歯間ブラシを通すことで、このへこみのプラークはある程度落ちるのですが、盛り上がった歯肉にフロスや歯間ブラシが直接当たるのが繰り返されると、歯肉が傷ついて歯と歯のあいだに目立ったすき間(ブラックトライアングル)が生じてしまいます。

 

 

使い始めは、歯科医院でプロの指導を受けましょう。また、お口の状態によっては、フロスや歯間ブラシの使用を避けていただきたいこともあります。患者さんのお口の状態をいちばんわかっているのは、かかりつけの歯科医院です。フロスや歯間ブラシを使おうと思ったときは、ぜひ相談してください。歯間ブラシは使っていただきたいサイズがその方によって違いますので、お気軽にスタッフまでお声がけください♬

歯科での麻酔のお話

皆さんこんにちは!中里デンタルクリニック.歯科衛生士の堀内です。2月もそろそろ終わりますね。段々と春が近づいて来たのか、暖かいと感じる日がここ最近増えて来ましたね。早く暖かい日が続く毎日がくると良いですね。

 

さて、今回の話題は「麻酔」です。皆さんの中にも治療の際に麻酔したことがある方もいらっしゃると思いますが、どうしても「痛い」「怖い」イメージがありますよね。今回はそんな「麻酔」のお話を詳しくお伝えしたいと思います。

 

歯科で行う麻酔には、いくつかバリエーションがありますが、なかでも患者様の多くの方が経験しているのが、「浸潤麻酔」という麻酔注射でしょう。「浸潤麻酔」とは、歯を削る時、神経を取る時、歯を抜く時などさまざまな治療で用いられている局所麻酔(部分麻酔)です。麻酔を効かせたい場所の近くに麻酔薬を注入し、歯を支える骨へと浸み込ませ(浸潤させ)て神経に届かせます。大きな奥歯や、麻酔が効きにくい場合には、何本か注射することもあります。浸潤麻酔の場合、その痛みには大きく分けて3種類があります。

①針を歯ぐきに刺すときのチクリとする痛み。

②刺した針をさらに奥に進める痛み。

③麻酔薬をグーっと注入する痛み。

 

そして、ある程度の強い圧をかけないと麻酔薬を歯ぐきになかに注入できないのだけど、この3つの痛みを最小限に抑えたい!という改善策として開発されたものが実はあります。それは「電動注射器」です。初めて麻酔をされる方だとピストルのような大きい機械に見えるので、びっくりされる方も多いのですが、自動制御で麻酔薬をゆっくりと一定の速度で注入できるため、圧迫痛の軽減にたいへん役立つ優れものです。

 

また、細かな配慮で痛みを少なくしようという取り組みとして、歯科の麻酔注射の前処置として広く使用されているのが「表面麻酔」です。歯ぐきの表面に麻酔を効かせる方法で、針を刺すときのチクッとする痛みに効き、針を進める痛みも多少緩和します。歯ぐきに塗布して数分すると効いてきます。グラグラの乳歯を抜いたり、歯石を取ったりするときにも使われることがあります。

 

中里デンタルクリニック.では、「麻酔をします」となったときは、必ず、「表面麻酔」をしてから行います。そして、「電動注射器」を使用して麻酔して行きます。歯科治療といえば、「痛い」「怖い」が浮かんでくるとは思いますが、できるだけ患者様への負担を少なくするように日々、試行錯誤を重ねております。もし、歯のことでお困りのことがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております!

意外と知らない? 被せ物長持ちナビ

皆さんこんにちは! 中里デンタルクリニックアシスタントの山内です。

暖かくなったり寒くなったりを繰り返していますが、体調を崩してはいませんか?

 

さて今回は、皆さん一度は入れたことのある方も多いと思います、「被せ物」についてお話ししていきます。

 

虫歯の治療が終わった後、「被せ物は作り物の歯だから、これでしばらく安心!」だなんて油断してはいませんか?

上からかぶせた被せ物は確かに人工の歯ですが、その被せ物を支えている土台は実は患者さんの天然の歯なんです。

虫歯にも歯周病にもなる可能性は十分にあります。

土台の歯をしっかり守って、被せ物を長持ちさせていきましょう!

 

被せ物の治療は、虫歯ができたり歯をケガしてしまったりした時に、そのままでは食事やおしゃべり、見た目に差し支えが出るため、元の歯の機能と形を人工的に復元しようという治療です。

被せ物の治療というと、普段見えているところにばかり目が行きがちですが、実はその耐久性を決めているのは歯茎の下に隠れている「患者さんご自身の歯の根っこ」なんです。

普段の食事や噛み合わせで、被せ物の下の見えないところで患者さんご自身の歯が大きな役割を担っています。

被せ物の治療とは、細菌に感染した部分を取り除き、かろうじて残った患者さんの歯を土台にして、初めて可能になる治療法です。

もちろん被せ物自体は一定の耐久性を備えてはいますが、それを支える土台の歯はケアを怠ると虫歯や歯周病になるリスクがあります。

 

被せ物と土台の歯のつなぎ目は、もちろん少しの段差もできないようにぴったり合わせるのが歯科医師の腕です。

しかし、このつなぎ目のある場所は、ちょうど歯茎の溝の中に隠れる位置にあります。

歯茎の溝といえば、プラークがたまりやすい場所の代表格ともいえます。

油断をして、歯茎と被せ物の境目のあたりを丁寧に歯磨きをしていないと、たちまちプラークが溜まり、虫歯の温床となってしまいます。

大変困るのは、虫歯が土台の歯の方に入り込んでいても、被せ物に隠れて広がるので外からは見えにくい点です。

その上、神経を取って被せ物をかぶせてある歯の場合、内側で虫歯が始まっていても異常を知らせるセンサーがないので痛みが出ません。

見た目にも分かりにくく、痛みを感じないとなると患者さんご自身が気づくことは非常に難しく、発見が遅れて歯を失ってしまうこともよくあります。

幸い発見できた場合もたまたま他の治療で歯科医院に受診した際、レントゲン検査を受けて偶然見つかったケースなどが多く、普段から歯科医院に通ってメインテナンスを受けていないと早期発見が非常に難しいのが現実です。

 

皆さんの歯を守るためにも、定期検診を受けて虫歯を早期発見していきましょう!!